「ブリッジ」に興じていたヨーロッパのご老人たち。それが突如として逮捕され、しょっぴかれてしまった。ご老人たちが、である！バンコクから車で3時間ほどのパタヤで最近起きた「ありえない事件」として、リチャードをはじめ、バンコクの西洋系のお年寄りの間で、論争を禁じえないビッグニュースになっているらしい。

パタヤだろ？あのパタヤだ。他に「あげる」べき問題なんていくらでもあるだろうが。いまだ廃れることのないいかがわしいビジネスや、ウォッカのアルコール度数ぐらいゴロツキ度の高いロシア人はどうなんだ。老人がトランプをしてただけだぞ、老人が！たかがトランプ、だぞ！いつになく激昂気味の御大である。

言うなれば、雀荘でポン、チーとやっているさなかに、はいはーい、そこのポン、今のはなしねー、やめてやめて。学生さん？はいはい、みんな話は署で聴くからねー、かっちゃんこ・・・っと手錠をハメられ連れて行かれる。さしずめそんな感じの不条理さか。

ケンはゴルフはやらないのか？ゴルフも案外「あげられる」対象になるから気を付けるんだぞ。日本のサラリーマンのゴルフは賭けるだろ、ブービーとかをな。そのことを警察は知ってるんだ。だからゴルフ場にパトカーがサイレンを鳴らして踏み込んできたって不思議じゃない。連中は、なんでもやるんだ。

ほんと、なんでもやるんだな、タイの警察。あんがいと働き者じゃないか。

画：久保雅子　www.masakokubo.com/