見出し画像

覚書:公開授業「さくら学院も、伝え方が9割」

2014.9.7 @はまぎんホール ヴィアマーレ

1時限目と2時限目の両方に参加。初公開授業。
知り合い父兄が「なにをおいても公開授業」「公開授業こそさくら学院の本質」といった趣旨のことを発言するので、なんとしても行ってみたかった。
スケジュール的にこの日しか無理なので、期待に胸膨らませる。

元博報堂のコピーライター佐々木講師、「伝え方が9割」という自著をベースにした「伝え方のレシピ」を伝授して「強いコトバ」をかんたんに作れるスキルを1時間でつけましょう、という内容。

内容以前に今回、父兄陣が震えたのはワークショップ的に「隣の人と自己紹介しましょう」「課題に対して自分の意見を共有し愛情を持って指摘しましょう」というスタイル。
講師本人に悪意がないのはわかるけれど、公開授業は参加者への授業ではなく「さくら学院に行う授業を公開」し、そのリアクションや限られた時間の成長を観るというのが趣旨なのであって、本人も言う通り「普段、企業向けにしか講義しない」というところが悪く出たんだな、といったところか。
進め方のこなれっぷりはさすがだなとも思ったけれど。

個人的にざっくりいうと、「これ、サラリーマンが外部講師呼んで受けるセミナーと変わんねぇな〜、嫌だな〜」といったところ。
それと「ハッシュタグをつけてツイートして参加できる」という付け焼き刃な双方向コミュニケーション方式。地デジ化したときに始まったバラエティ番組の「視聴者も参加できます」みたいな安易な、はっきりいってつまらないことをなぜやる。たぶん面白い、最先端でしょう、と思ってるからだと思うんだ。全然そんなことないから!事実、うまくいかなかったことを感じてか、2時限目はお粗末な扱い。それは積極的に参加してツイートした人に失礼だと思う。ツイートした人は「ひょっとしたらメンバーにもいじってもらえるかもしれない」という願いを込めているのだから。「この案どうですか?」ってひとつでもメンバーに振るようなことがあれば、ツイートした人ももっと満足感あったと思う。双方向するなら、返してこそだよね。

さて、そんな初公開授業が、やや参加者にハードルの高いものとなった形式ではあったけれど、約1時間の授業の中で見せるさくら学院メンバーの発言・リアクションははっきりと「大満足」と言えるものだった。

このテキストをどこに向けているか、といえばもはや顔見知りの父兄のみという現状なので、メンバー紹介・キャラ等の説明は飛ばしますが、今回1時限目と2時限目、どちらも参加した岡田・倉島の存在がかなり大きかったかと。1時限目が、イマイチ趣旨が伝わらなかったのか、とっちらかった答案を各メンバーが出したのに対し、1時限目で学んだ2人がいるおかげか2時限目の「課題に対する答え方」はある程度把握したうえで、そこからの自由度を堪能することができた。

それでは各時限の感想を。
1時限目の生徒は<水野・磯野・田口・山出・倉島・岡田>。
ツイート上でよく見かけた岡田の「知ってる!めぐ、それ知ってる!」という発言がこなれて完全に持ちギャグ化しているのがツボ。説明を聞くときも、課題の答えを書いているときもひたすら姿勢のいい由結ちゃんが美しい。今年度に入って(主にメンタル面での)成長著しい磯野が、性格は大人になりつつも、天才感ある発言は要所要所でこなし、授業後に森先生が言った「裏で回している印象」そのものだった。プロレスネタのみで押し切るかと思いきや、可憐な回答も混ぜ、コントロール感増した田口。全体的に大人しい感じではあったけれど、それも含めて「1時限目の雰囲気」なんだと2時限目に参加した今では味わい深さすら感じる。

2時限目は<菊地・野津・大賀・白井・倉島・岡田>。
登場早々「おデブじゃないよ、むくみだよ」と野津の自己紹介ネタを使って自虐プレイを披露する最愛ちゃん。さらに「知ってる、それ知ってる」と岡田のネタをサクっとパクる様子はフックアップ感と血肉化の早さがナイナイ岡村のようであった。途中「考えるな、感じろ」と燃えよドラゴンの名言が引用されたときに菊地・岡田コンビが「も〜え〜よドラゴンズ〜!」と中日ドラゴンズの応援歌を歌ったときに、愛知県民としては本当に嬉しかった。地元愛感じたよ。はっきりと「今年の推し」と確信できる。

「エロネタ」をアビリティにとりこんで無双状態の野津(ちょっと森先生のエロネタ振りが過剰なのでは?と思ったけど、野津の魅力を見つけて嬉しかったんだろうな、と思うことにします)、おでこを再び出し、伸びた髪に軽くウェーブをかけて大人度(というより母親度)をあげた白井、1時限目と変わらず自由にいい意味での「子供感」で切れ込む岡田。

しかし2時限目の収穫はどう考えても大賀と倉島だった。
「こ…これがメルちゃんの実力…」としか言えないくらい「ザ・ワールド」なスタンド能力を発揮する大賀にはすごみすら覚えた。今まで大賀の魅力がいまいちわからなくて(スミマセン…)どうしようかと思っていたけれど、大賀は「公開授業以前/以後」で印象が全然違う。と同時に、昨年度卒業生のまり菜ちゃんがいたときの公開授業ってすごかったんだろうな、と想いを馳せた。

そして倉島。1時限目では大人しく、大丈夫かなぁと勝手に心配していたけれど、森先生がメンバーを呼ぶときに倉島の名字を一瞬忘れたのか言葉がつまり、その瞬間本人から「倉島です!」と怒りスパイスを混ぜた切れ味ある発言で場内大爆笑。これに味をしめたのか自分の名前ネタで森先生に攻める攻める。講義中に出て来た「リピート法」(同じ言葉を繰り返し、印象を強める方法)について、森先生が倉島にコメントを求めた際での「倉島倉島倉島倉島…」と怨念のようなつぶやきと、「やめて〜!」と悶える森先生。この関係性築けたのなら、次回から森先生がわざと名前を忘れるプレイもできるもんね。そのとき倉島がすぐ気づいて突っ込むことができるならそのときのグルーヴ感期待できる。

今までライブで成長過程を確認していたけれど、公開授業って成長過程というより「成長成分が生成されている様」が観れるイベントなんだと、本当に行って良かった。帰りにコインパーキングで車軽くこすったけど、キズを観ればマイメンと公開授業のことを思い出せる、これは勲章や!


※途中、再生された新曲「heartの地球(ほし)」はThis is トミーフェブラリーでした。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?