銀行員が新規事業!?②〜社内転職編〜
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【目次】
0.なぜ、社内ベンチャーを立ち上げようと思ったか?
~このままじゃ終われない~(前回)
1.銀行で社内ベンチャーを立ち上げるまで
~1-1.蜘蛛の糸~(今回)
~1-2.針のむしろに正座~
2.行内での新規事業の見方
~不確実。金の無駄遣い。遊んでる~
3.なぜ大企業の社内ベンチャーがイバラの道なのか
~社内政治と見解の相違~
他にも気づいたことや、皆さんが知りたいことなど反応があれば随時増やしていきたいなと思います。
1.銀行で社内ベンチャーを立ち上げるまで
~1-1.蜘蛛の糸~
蜘蛛の糸
このままじゃ終われない。
そう決意したアラフォー銀行員。しかし、社内転職をするにしても何から手を付けよう・・・。まずは、将来なりたい自分を考えてみるか。
【将来なりたいもの】
条件
・今のスキルがある程度活かせる。
・年収1000~2000万が狙える。
データサイエンティストもすでに古い感じするし、日本じゃうまく活用されない感じするんだよなぁ。CXOが現実的か?
法人融資は結構オールマイティな能力が身につく。
管理職なので管理系はまぁできる。
プログラミングは素人だけど、JAVAでデータ取るシミュレーションモデルを作ったぐらい。データサイエンティストならPythonを覚える必要がある。
組織変革は支店でプロジェクトリーダーとしてチームを作って、本音を言い合える環境にしたとか、環境変化に対応できるようにやるべきことを認識してもらい行動変化をさせたぐらい。
次に、本部部署を考えてみる。
転職市場で価値がある、
高年収を狙えるスキル・実績が獲得できそうな部署
うーん、色々考えたけど、あまりしっくりくるのがない・・・というのが本音の所。やはり、現状維持か、思い切って転職した方が良いのだろうか?
という考えがよぎった所で、ぼーっとPCを見ていた自分の眼に映し出されたものに引き付けられた。降りてきた蜘蛛の糸・・・
それは、
「社内ビジネスコンテスト募集のお知らせ」でした。
ビジネスコンテスト
ビジネスコンテストとは、社会課題を解決するようなビジネスアイデアをピッチと呼ばれる数分間のプレゼンで、その優劣を競うイベントだ。
確かに、今までのビジネスコンテストは、若手の研修とか、テーマ・参加者を限定して小規模で開催されていて、正直お遊びレベルで”ビジネス”とは程遠い内容。
しかし私は、
「これだ!」と確信した。
今回は、大きく3点違う。
・頭取をはじめとする役員+外部有識者で審査員を構成
・社員であれば参加者の制限なし。
・合格した人は実際に新規事業の立ち上げを行う
これは・・・結構、本気度を感じる。
なぜ、このタイミングなのか。
それは2021年11月に施行された銀行法の改正による業務範囲等の規制緩和が行われたためだった。元々、銀行法では付随業務(ビジネスマッチングやコンサルティング業務)が認められている。
さらに、以下の事業が認可を得なくても子会社化できるようになった。
その他にも緩和された分野や、出資規制が緩和された分野もあり、すでに、そちらは既存事業の拡張で話が進んでいる。それとは別のビジネスを模索したいということなのだろう。
ビジネスコンテストについて本部の知り合いについて話を聞くと、頭取の肝いりの案件らしい・・・。これに乗らない手はない。
転職時に、新規事業立上げ経験ある人材なんて引く手数多だろう。副業の個人規模では弱いから、企業規模でやっておきたい。そして、ここでうまく行けば役員勢に覚えがめでたくなる可能性もある。失敗したら元の路線に戻るか転職すれば良い。
ノーリスク・ハイリターンじゃないか!!
これをやらない手はない。
そして、私が「これだ!」と思った点がもう一つある。
参加者に制限がないことだ。
こういうイベントは得てして、若者の柔軟なアイデアとか訳の分からない理由で年齢制限などをかけることが多い。
今回は制限がない・・・ということは
ふふふ・・・若造どもを大人げなくぼっこぼこにしてよいということだよなぁ。いつも我慢してるからなぁ。
申し訳ないが、修羅場や創意工夫、様々な業種・お客さんの経験値、経営環境の変化を捉えた先読み、メタ認知では負ける気がしない。副業で新規事業立上げの経験と苦労もある。
この勝負もろたで〇藤!
蜘蛛の糸がちぎれそうな負けフラグを立てたところで、次回に続きます。ちょっと長いので分けることにしました。
次回 ~1-2.針のむしろに正座~ 乞うご期待!!
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(毎週日曜日 朝8時をめどに更新予定)
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