アーレントは人間の営みを労働・仕事・活動の三つに分けています。 「労働」は生命を維持するための営み。 「仕事」は耐久性のある物を製作し、それを通じて人間世界を創造する営み。 「活動」は他者との共同行為、特に言葉を用いたコミュニケーションです。

労働→生活の為
仕事→クリエイティブな自己表現
活動→ボランティア
って所か。

アーレントは人々は仕事ばかりして、浪費ばかりしている。本来人間は考え、誰かの為に活動することこそ人らしい生き方と説いていると思う。

現在社会においては大体同感である。

もっとも昔から私が疑問に思っていることが、定年まで労働することが当たり前にとされている事だ。

子どもながらに、寿命と逆算しての資産と年金との兼ね合いができてら50歳位で『労働』は辞めて、『仕事』と『活動』だけし余生を楽しめばいいのでは？と考えていた。大学四年生が今で言う65歳であり、飛び級出来るなら50歳でもいいし、駄目なら留年(65歳～)まで労働することになるのだろう。誰がその歳まで労働しなかきゃ駄目と決めたのか？と。

仕事をしたら、活動したら、消費すれば納税は出来るのだから問題はない。

40歳を越えて私は少しずつ『労働』と『仕事』と『活動』とのポートフォリオのバランスを変えつつあります。自己満足の為の仕事と活動を増やしています。noteもそれにあたりますね。労働以外にお金(生活する為に必要な物)を得る方法は沢山ありますから。

人口減少でのオーナス期に対しての労働環境整備がなされていない現在、若者には本当に申し訳ないと思いつつ、せめて知識と少しでも術を伝えられたらなと思います。

いゃ～おっさんになりましたな(笑)