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鼬(イタチ)

 小雨の夕刻、太宰府市二日市の住宅地で車を止めて人を待っていたら、目の前をイタチが横切りました。スマホで撮る時間はなかったけれど、撮りたかったなあと、ちょっとくよくよしていると、同じように今度は小さめのが通っていきました。

 何だかうれしい気持ちになりました。私は昆虫でも鳥でも獣でも、野生のものと遭遇すると心が動くのです。

 調べてみたら、イタチが横切るのは縁起が悪いらしくて、「イタチ道血道近道違い道わが行く先はアララギの里(『日本俗信辞典』」という呪文まであるらしいです。でも2匹も横切ったので、マイナス×マイナス=プラスということにしておきます。(笑)

 ついでに鼬という字も知りませんでした。

 昔は垣根の間から出てきて道を横切っていく姿をよく見ましたが、最近見た記憶が薄かったです。街中に住むイタチは外来種で、西日本に多く生息して害獣として「侵略的外来種ワースト100」になっているらしいです。

 イタチごっこ、イタチの最後っ屁、妖怪扱いされたり、火事につながると嫌われたりと散々ですが、象徴性やアニマル・メディスンとしては、隠れたパワフルさを秘めている存在らしいです。

 今日は啓蟄、生き物がおもてに現れる時節です。少なくとも私にとっては、ワイルドなパワーをもたらしてくれる来訪者(まれびと)として感じられました。

       【写真:ネットで見つけたキツツキに乗って飛ぶイタチ!】

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