117 Marilyn Monroe ☆ River Of No Return

【MY FAVORITE SONGS 117(私は音楽でできている)】

 マリリン・モンローさんは1950年代のハリウッドの大スターです。ジョー・ディマジオさんとの新婚旅行に日本に来られた際に福岡にも立ち寄られて、当時博多区中洲にあったロイヤル(現花の木)で食事されたことは、(私はまだ生まれていませんが)福岡市民のちょっとした自慢だったそうです。

 彼女の人生は36歳とあまりにも短く、私の人生とは6年ほどしか重なっていませんが、私が小学生の時に思い描いた「大人のきれいな女優さん」というイメージは、私の年齢が追い越しても、たくさんの作品や伝記資料にふれても、ずっと変わりません。不思議な感覚です。ですから、お色気が前面に出るような出演が多くても、セックスシンボルと呼ばれたような感じは、私の中にはありません。

 確か映画館で見たのはリバイバルで特集された『お熱いのがお好き』だけで、後は日曜洋画劇場などテレビでした。それでだと思いますが、マリリン・モンローさんのことを思うと、なぜだか淀川長治さんが首を横に振りながら「きれいですね~」という場面が甦ってきます。存在が時代を象徴するような女優さんで、本当のスターだったように思います。

 後に伝記やドキュメンタリーに触れて、彼女が如何に知性的であったか、時代と戦ったかを知りました。

 私の好きな彼女の言葉

 「ルールを全部守っていたら、どこにも辿り着けないわ」1953年

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