大人になってからのいじめっ子との遭遇

前回の不登校についての自分の体験談を思い出すのに当たって、色々と自分の過去の出来事が一緒になってついてきたのですが、その中の一つをちょっと書いておこうかと思います。

高校卒業から何年も経って社会人になってからのある休日の出来事です

その日は妹と一緒に近所に出かけていて、途中コンビニエンスストアに立ち寄った時、妹が私のことをみて「あの人知り合い?」と聞いてきたのです。
振りむいた私の視線の先にいたのはあの近所の同級生の「巨人女」でした。長身美女ならこんな書き方はしませんね、世の中には背の高い美人はたくさんいます。でも彼女はあまりにも嫌な奴過ぎて他に表現方法が自分の中に見つからないです。自分の中の大切なボキャブラリを使いたくないのです。もちろん今でもフルネームで言えますが…。
その彼女が友人らしき女性と二人でアイスを食べながらこちらをみてニヤニヤと文字通りコソコソと何かを耳打ちしているのです。
その時はもう成人していて人生経験もある程度はあったのでさすがに言い返すことも怒鳴り返すこともできただろうとは思うのですが、同じ年ですから同じように人生を経験しているだろうその巨人女に対して何も成長していないであの頃のままの人間性で日々を送っているのかと思ったら呆れてしまったのです。その友人女性も知らない私の話をされて戸惑っていたように見えました。

でも相当顔色が変わっていたのでしょうか、妹が心配をしてしまったので「大丈夫、何でもないから」と言ってレジに並んだのです。
商品を渡して会計を済ませようとしたときにレジにいた店員さんがあの二人をチラッと見てムッとしながら「大丈夫ですか?」と聞いてきたので、そんなに顔色が悪かったかと思って「何でもないです、大丈夫です」と返事をしてレジを離れようとしたその時、

「ちょっとお客さん!店内でアイスを食べないでください!出て行ってください!」

レジの方から先ほどの店員さんが巨人女とその友人を怒鳴りつけたのです。怒鳴りつけられた当人たちはそそくさと退散してしまいましたが、店を出るまでヒソヒソと何か話していたのです。

突然の怒鳴り声にびっくりしながら私と妹もコンビニを出て、あの人が当時私をいじめてた人なんだよと説明をしたらキーキーと激怒してしまって「言ってくれたら怒鳴ってやったのに!」と言い出してしまいました。

あの店員さんも別に私のために怒ってくれたわけでもないですし、妹にもそんな話をするつもりはなかったので怒っていたのも気遣ってくれただけかもしれませんが、あの学生の頃は自分の話なんてだれも聞きたがらないだろうなと思っていた自分からしたら話せてるし進歩してる、ちゃんと話せばわかってくれるんだな見てくれる人はいるんだなと、とても感動してしまった記憶があります。

その出来事のおかげでしょうか、その巨人女のことを思い出すことも無くなっていきました。当時のことが結構夢に出てくることが多かったのです。このことが自分を許すことの一つの力点と作用点だった気もします。

また何か思い出したら書こうと思います。
もっと別の事も書いてみたいです。