仕事が休みの日にアニメを一気に観るという娯楽が好きで、まとまった休みには配信サービスの見放題をチェックすることが多いです。
昔はわざわざDVDを物理的に借りてきて全部見ることが多かったのですが、大抵の人気作は貸し出し中が多くて、まとめてみるというよりは少しずつ借りて観ることが多かったです。

今ではAmazonやHuluといったネット配信系は5社くらい契約している(はず)なので、好きな作品を見逃すというのはほとんどなくなってきています。ただ、昔と違って根気が無くなってきているので少女革命ウテナを一気に見たあの頃のようなことはできなくなってます。

先日、録画を途中までしていた「宝石の国」をあらためてネット配信で全話一気に観たのですが、とにかく「苦しい」のです。フォスフォスライトがイライラして仕方ないのです。少女革命ウテナを初めて見た時にも苦しいと思ったのですが、そういう時は大体が自分にとって大切になる良い作品なので、とりあえず最後までは観なければと話数を少しずつこなしていきました。そして問題のアンタークチサイトの話が終わって最終話になるまでの間にはもう辛くて仕方なかったのです。呼吸すら苦しい。肺に血栓で来たかな、なんでだろうなあとずっと思っていました。

フォスのぐだぐだしていた時も、大事なものを無くしてからのフォスも私に似てるなあ。あの生き方といい、醒めた目をして話をするフォスは今の私に似てる気がします。弱い人間がもがき苦しんで手に入れたものを圧倒的な力で砕かれる話に私は惹かれるのかもしれません。

このあと原作も続けて買ってしまって一気に読んでしまいました。アニメの続きの話も心にくるものでした。
良い作品に出会えてよかったです。