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【詩】着飾る心

心は毎日違う服を着ている
季節はあまり関係なく
厚手のダッフルコートに
マフラーぐるぐる巻きの日があれば
Tシャツ短パン一枚の日もある
表情を見破られないように
眼鏡や帽子をつけて
香水でイメージも演出してみたり
世界の全てが敵に見える時は
鎧を着て戦車に乗っている
でも滅多に裸にはなれない
詩でも同じことだ
誰にどう見られるかを
考え始めると装飾が増えて
主張的な色合いや
奇抜なデザインに頼りがちになる
透明のタトゥーを背負って
ポケットに隠した両手を
見せてみろよ
誰もがボクサーのように
裸で殴り合いできるわけじゃない
でも君の前くらいは
着飾りたくないなって思うんだ
熱くなる体、熱くなるからだ
ありのままでいたいのさ

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