北海道の札幌では、冬季間の気温が氷点下10度前後に下がり、
時にはプラスの気温にもなることがあります
（今年は2月にプラス10度を超える日もあり
　　　　　　　　　　予測不能な気候に翻弄されました）
累積降雪量も年間で4メートルにも及び、
積雪量も80センチ前後に達します。
この厳しい寒さの中で、凍結と融解が繰り返されることが
最も大変なことです。

寒すぎると氷が解けないため、
屋根からの水の量はそれほど多くありませんが、
暖かくなると、落雪の屋根からは雪とともに氷が落ちます。

札幌近郊では、多くの建物が屋根の形状によって異なります。
ダクトと呼ばれる屋根が多く、
そうでない場合は陸屋根と呼ばれる平らな屋根が一般的です。
屋根の中心に氷が溜まったり、落ちない屋根も見られます。
住宅密集地なので、
隣地に雪を落とさないように考慮された屋根構造が一般的です。

「すが漏り」とは一体何なのか？

簡単に説明すると、
屋根に積もった雪が屋根面で溶け、
軒先に流れていって氷になり、つららとして外に現れる現象です。
この氷が取り除かれないと、溶けてくる水に行き場がなくなり、
雪や氷の圧力で屋根の取り付け部分から下地に流れ込み、
家の内部に水が入ってくる現象です。
この現象は冬から春にかけての雪解けの時期に特に起きやすいものです。

一番困るのは雨漏りのこと　わかっていない人が
すぐにすが漏りって　話すこと

雨漏りって　本当に種類があり
すが漏りも　漏水も　結露も　水道管のポンホールも
天井上から出てくる水って　いろんな条件で出てきます

普通の家では　室内の天井から水が落ちてきた場合　すべて雨漏り

一般的に、「雨漏り」と一括りにされることがありますが、
実際には様々な種類があります。
すが漏りや漏水、結露、水道管のポンホールなど、
さまざまな条件下で発生します。
特に、室内の天井から水が滴る場合、すべてが雨漏りとは限りません。

私のところに寄せられる診断の依頼の中には、
「はじめから　すが漏りしていまして」といったものがあります。
しかし、これは簡単には断定できない問題です。
すが漏りと診断される場合でも、
実際には穴開きや結露や毛細管現象によるものもあります。
そのため、正確な診断には専門知識が必要です。

なぜ　　すが漏れと判断されるのでしょうか？

通常の10年保証などの場合、
すが漏れは保険の対象外であり、
全国一律の保証では地域特有の障害は適用されないことが多いです。
そのため、建築業者によっては、
このような問題について適切に対処しないことが多いです

すが漏りは　直せます

実際には　屋根の張替えが必要になる工事
（お金が結構かかる工事です）
しかし、一般的な人々にとって
すが漏りとは具体的に何かはよく理解されていないことがあります。

主に断熱不足や通気不足、板金施工の不備が原因とされています。
近年の建築技術の進歩にも関わらず、
屋根の施工に関しては進化が遅れている場合があります。
適切な下地や施工で　十分な配慮や診断が行われない場合、
雨漏りやすが漏りは解消されません。

また、雨漏りとすが漏りはしばしば混同されますが、
実際には異なる現象です。
雨漏りは様々な条件下で発生し得る水の浸入現象であり、
すが漏りは冬季に特有の現象であることが特徴です。

すが漏りは一般的な保険の対象外であるため、
適切な修理やメンテナンスが必要です。
古くなった屋根にもすが漏りは多く
２５年から３０年位になった屋根に塗装などを施す
業者によっては、すが漏りを雨漏りとして扱うことがありますが、
その判断は正確ではないことがあります。
建築業者や屋根業者との信頼関係を築き、
適切な対処が行われるようにすることが重要です。

最後に私がすが漏り説明している動画
だいぶ前ですが　体張って説明しております

結構長くなったが　すが漏りって　昔からある屋根の障害
しっかり理屈と対処ができることを願ってます

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