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ユーチューバー

 世代なのか、興味がないのか、ユーチューバーというものをよく知らない。しかし、友人や仕事関係での話題には登場してて、そういう人がいる、ぐらいの知識はある。自転車パーツの問屋から、エナジードリンクメーカーに転職した友人との会話で、「僕ら世代ってあまりユーチューバーのこと知らないじゃないですか?自分も半信半疑だったんですが、仕事でタイアップすると数字が伸びるんです!」という話題があった。そんなこと聞いちゃったら、まずは観てみますよね。自転車関係でもたくさんの動画上がっていて、選手から自転車好きの方まで、幅広く、そしてそれぞれに語ってらっしゃる。いろいろな動画見てると、幾つかの共通点も発見でき、疑問も出てくる。

 つい先日、ヨネックスの仕事で一緒になった方が、様々なインプレ記事や動画などを細かく見る方で、いろいろ詳しかったので、率直な疑問をぶつけてみた。
その一つが、「どの動画もモヤっとしてて、結論は出さない、方向性もよくわからないのだけど、これは共感性を大切にしてるの?僕も試してみたから皆さんも試してみてよ、だったり、これってこう言う試し方があるよ的な。」それに対して、「そうです、でないと反論のコメントがついたり、炎上したりしますから。炎上の傾向としては〜」、と解説してくれた。なるほど、炎上ね。確かに、知識などに関してはマウント取りにくる人もいるよね。だから、個人の感想文的な配信になるわけか。「やってみた」「使ってみた」的な。

 自分は、ヨネックスとの仕事の中で、開発ライダーのような仕事も請け負っている。テスト品に試乗し、フィーリングを開発担当者に伝え、自分の理想とする方向性を示す。そこにはある程度の理論も存在するが、今まで自分が経験してきたものが多く反映されるし、自分がまだ経験してないものを伝えるのは難しい。なので、試乗機会では積極的に他社の自転車に乗るようにしている。そして、結論を出す。その結論を様々な場所から集約して、製品化されていく。

 なんとなく、自分は配信する側にはなれないかなーって考えながらもnoteを書いてる矛盾と戦っている。

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