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渋沢栄一とドラッカーから連想する未来の人材とは?

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

私の尊敬する経営者、三科隆さん。
株式会社 東京洗染機械製作所 第3代目の社長、会長を歴任されていました。
この大変お世話になった三科隆さんに、この度
スクラムヒューマンパワーの会長に就任していただきました。

都内にて毎月行われている経営セミナーへの参加を勧めていただき、
「経営者には先見力、先見性を磨くことが必要になるね」と、
優しい表情で本質の話を聞かせてくれます。

三科さんから教えを受け、私もビジネスの本質とは何なのか?
寝ても覚めても思考しています。
経営者になり、毎日思考します。思考する果ては、未来創造なんです。
高く広い視点で、時代が要請するものを見極めることなんです。

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帝国ホテル・清水建設・サッポロビール・東京海上日動・王子製紙……
これらの会社の共通点とはなんでしょうか?

答えは、渋沢栄一が関わった会社です。

「日本の資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一は、
その生涯で設立や経営に関わった会社は500社以上ともいわれています。
「私利を追わず、公益を図る」との考えを生涯にわたって貫きとおし、
後継者にも固く戒めたと言います。
自分ひとりが儲かることよりも、社会全体が潤って、
皆が儲かることを選んだんです。

岩崎弥太郎・三井高福・住友友純などが次々と自分の財閥を設立する中、
渋沢栄一氏は、一族で資産を所有したり、
要職を固めるということはしませんでした。
また、当時は商人に教育は不要という偏見も残っていましたが、
現在の一橋大学や東京経済大学などを設立します。
その他にも、教育・病院・養育・慈善活動で
関わった機関が約600もあります。

ドラッカーが、ビジネスの本質を理解していた人物として
高く評価していたのが渋沢栄一であり、
この二人の共通点はビジネスに対する考え方にあります。
変化の時代に大きな成果を上げた点も似ています。
ものごとの本質を見極めていたということではないでしょうか。

人材育成の本質とは、何でしょうか?
経済発展の本質は、貧困をなくすとあります。
SDGsに取り掛かっている企業も、持続可能な社会の実現において
一番の目標に貧困をなくすことを上げている会社も少なくありません。
では、貧困に対しての目標とは具体的にどんなことなんでしょうか?
単に貧しい国や人を豊かにすることではなく、
貧しい国、貧しい人たちの生産性を高めることなんです。

渋沢栄一は、日本国内の人材を動員して、
渋沢流の経済発展を成し遂げました。資質ある人材を発掘して、
チャンスを与えること、それが自体が事業であり、
500社もの会社を設立できたんですね!


ベンチャー企業でもあるスクラムヒューマンパワーには、
「事業とは顧客」として、今後成り立つものであるか
探究する必要があります。個人の利益となると共に、
日本社会の利益にもなる事業かどうか、
その事業が「時期」に適合しているか判断する事、
事業が成立したとき、リーダーに適当な人物が
いるかどうか考えることです。
渋沢栄一は、ベンチャー企業が成功する原則を、
これらをフォーカスするように言っています。これが「先見性」ですね。

ドラッガーは、市場に焦点を合わせること、財務上の見通し、
特にキャッシュフローと資金についての計画を持つこと、
トップマネジメントのチームをそれが実際に必要になる前から
用意しておくこと、創業者たる起業家自身が、
自らの役割、責任、位置づけについて決断することを挙げています。

真剣勝負、本気の覚悟で挑みます!


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