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会社の真の支配者はお客様です

こんにちは。
スクラムヒューマンパワー代表 日原 達仁です。

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

先日、尊敬・敬愛するメンターから
「日原君、私が経営していたとき、支えになった本があるんだ」と、
本を紹介していただきました。
都内の打ち合わせが終わり、帰りの電車で早速注文しました。

その本を開くと、冒頭から書かれている内容に圧倒されてしまいました。
「会社というものは、その会社の商品がお客様に売れて、
初めて経営が成り立つ」という、シンプルでなんとも当たり前のことを、
著者の一倉定さんは訴え続けていました。

恥ずかしながらこれまで一倉定さんをよく存じ上げていませんでした。
調べてみるとこの方は、時には社長を小学生のように叱りつける反面、
社長の悩みを共にし、親身になって業績向上策を練り、
幾多の高収益会社を育ててきた方とあります。

会社というものは、その会社の商品がお客様に売れて、はじめて経営が成り立つという、何とも当たり前のことを私は絶えず叫び続けている。というのは、お客様を無視し、無視しないまでも第二義的にしか考えない、という会社が世の中に多すぎるからである。

わが社の技術を第一に考える。社員の管理が最も大切だと思い込んでいる。同業者間の牽制に憂き身(うきみ)をやつす。効率とコストと品質だけで経営がうまくいくと信じている。自分の好みをお客様に押し付けようとしている。

会社の収益はお客様によって得られるものであり、そのお客様は、自分の要求に合わない商品は買わない。たとえ一度買っても、二度とは買おうとしないのだ。

一倉定の社長学 第9巻 「新・社長の姿勢」より

スクラムヒューマンパワーでは、
人材のワンストップサービスをエントリーしています。
しかし、本当にお客様が欲しいサービスを提供できているのでしょうか?
私たちに都合の良いサービスになっていないでしょうか?
私自身も再点検します。「顧客の創造」がテーマです。
だからでしょうか。「会社の支配者はお客様である」という言葉が
本を開くとまず飛び込んできて、衝撃を受けました。

有名な演歌歌手の方が、「お客様は神様です」と言います。
もともとはあたかも神前で祈るときのように、澄み切った心で歌を歌う、
という心構えで発した言葉だったそうですが、
今ではすっかり違う意味で定着してしまっています。
世の中もその言葉に対して
「お客様は神だから徹底的に大事にして媚びなさい。
何をされようが我慢して尽くしなさい」
といった意味として流されています。
お客様が欲しいと思わなくても、迎合して商品を
販売してきた時代もあるんです。

「直接目に見えないお客様こそ、会社の本当の支配者である。」
一倉定さんは、この基本的な認識がなくては、経営はできないと言います。
この認識に沿って、「お客様」を考えてみましょう。

命令はしないが、自分の意に沿わない会社の商品、サービスは買わない!
たまにクレームをつけるお客様もいますが、それはありがたいことです。
過去の実績は一切関係なく、今のサービスや製品でお客様をつかまえ、
さらに会社のファンになっていただくこと、
これが企業の生きる道であり、経営です。
経営とは「顧客の創造」なんです。

変転する市場と顧客の要求を見極め、
これに対応した会社を創り上げていくことが大切なんです!


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