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お盆限定の来訪者

小学6年生の時に祖母が亡くなってから
毎年、お盆の頃になると虫がやってくるようになった。

最初はトンボだったと母も記憶しているが、いつしか蝉に代わっていた。数回、カナブンかコガネムシになっていた時もあったけれど。笑

実家にいる時であれば、お盆初日の夜。
21時くらいから日付が変わる頃に、網戸に向かってやってくる。私が帰省していない時も、どうやら帰ってきている(?)ようだ。

去年、今年と帰省はしておらず。都内から出ていない。
そんな私を見かねてか…私にとっては、ビックリ事件が発生した。

8/12の深夜、ゴミを捨てようと玄関ドアを開けたら、目の前の床に大きな蝉がひっくり返っていた。足を一歩踏み出したら、潰してしまう距離。全く予想も出来ず、あまりにもビックリしたので、大人しく自室へUターン…

8/13 夕方、リハビリ病院から徒歩で帰宅。そのままの形で静かにいたら、申し訳ないが裏庭にでも出しておこうと考えていた。ややドキドキしながら帰宅すると…
まぁ何もなければ、そのままいらっしゃいますよね。

適当なメモ用紙(A4)を破き、折り畳み簡易ちりとりとして蝉を乗せられるか試してみた。メモ用紙が弱い事、蝉が意外と重い事が相まって中々乗せられない。
グルグル回ってしまったり、壁際に寄せてみたり色々と試していたら…いきなり、バタバタと動き出してプチパニックになる私。

え、生きてるじゃん!あんだけ、グリグリ回しても無反応だったのに、めっちゃ元気じゃん!!?
ここで暴れるな!

一瞬暴れ、一瞬静かになり、また暴れ…
最後には自分の力で飛んで、裏庭の柳の葉に飛んでいった。小雨が降っているけれど大丈夫かな?と心配になりつつ、心臓はバクバク。

思わずGoogle先生に聞いてみたら、蝉がひっくり返る要因は2つ。
 ・背中が重い
 ・寿命が近い

そして生きているか亡くなっているかは、足の形で見分けられるとな。
 ・生きている → 足が開いている
 ・亡くなっている → 足は閉じている

足が開いているのは壁などに捕まろうとして、力が入っているから。あれだけ長時間、足を開きっ放しにしているなんて疲れるだろうに…

この現象は【蝉ファイナル】というらしい。
数日後の某音声SNSでも同じ事を聞いたので、比較的有名なのか。別名 【蝉爆弾】とも言うとか。
どっちにしても、ビックリする事は間違いない。

そんな事を考えつつ、お盆前日の深夜から来ていた事。
まさかの【フライング ご先祖様】なんて想像してしまった。

そして今、私は大雨によって別の諸問題が発生しているが…それも落ち着いたら書いてみようと考えている。
私、都内にいるはずなんだけれどなぁ……

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