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文化放送グランプリ対策!~ACCグランプリ作品、知っていますか?~

ラジオCMコンテストの情報を調べていて、ふと思ったんです。「そもそもプロのコンテストって、どういう作品が選ばれているんだろう」気になって調べてみると、こういう広告賞がありました。

ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS

まず、名前がかっちょいい(笑) テレビCM、ウェブCM、マーケティングなど色々カテゴリーが分かれているプロの広告賞なんですが、その中に「ラジオCM部門」もありました。今日は、そのグランプリ作品を、ご紹介いたします!

NA:このCMは、出演者に無許可で放送します。

男(電話の声): あ、もしもし。 ごめんね、遅くなって。 今日また借りる100万円、高崎の駅に持っていかないといけないの。 1時頃になったら着くと思うんだけど。 取引先の人が1時半までっていう約束だから、 すぐ銀行さんに行って200万円おろして、 昨日みたいにお金持って外で待っててもらえない? もう出といて、もう着くと思うから。 はいはい、 じゃあね。

NA:これは、ある詐欺事件の実際の犯人の言葉。 犯人の方、無許可 CM への苦情は、警察に“本名”でお申し付けください。

NA:群馬マスコミ3社家族で話そう特殊詐欺ゼロキャンペーン 

実際の犯人の言葉を使うという、すごい原稿ですよね。他人事にさせない、生々しい原稿が、心に響くものになっているんだと思います。このセリフだけでもすごいアイデアだと思うんですが、一番最初の、「このCMは、出演者に無許可で放送します。」といきなり視聴者を驚かせるセリフで始めつつ、最後に伏線を回収するテクニック。ヤバイですね(笑) 生々しい怖さも、オチがユーモラスになっているおかげで和らいでいる印象がありますよね。うーん、これは、簡単にマネできない…、というかグランプリだし、当たり前ですね(笑)

最初に、「え?どういう意味?」と思わせておいて、最後に「あぁ~!なるほど!」というラジオCMは時々狙って書くのですが、このCMの場合は「え、出演者に無許可で放送って、大丈夫!?」と、いきなり、普通ではありえない文言で始める技は、応用してみたいなぁと思った、プロのグランプリ作品でした!

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