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第520回 日本固有種ではないけど、日本の冠名のついた野鳥

①日本の国鳥キジ(左が♂体長約80㌢、右が♀体長約60㌢)

   日本の和名がついている野鳥は十種いまして、②の福岡県筑紫のツクシガモから、北海道千島のチシマウガラス 蝦夷 エゾセンニュウエゾビタキエゾムシクイ 因幡(鳥取県) イナバヒタキ 石見(島根県) イワミセキレイ 沖縄県琉球 リュウキュウツバメリュウキュウガモ、山原 ヤンバルクイナの全国各地の名称や呼称の付いた野鳥です。日本で見つけられたということになります。

②九州筑紫地方に飛来するツクシガモ(体長約63㌢)

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   英名でJapaneseから始まる名前を頂いているのは二十二種いて、①のキジNipponia nipponのトキセグロセキレイウグイスイカルと続きます。またOkinawaはヤンバルクイナノグチゲラ、Amamiはアマミヤマシギオオトラツグミ、Ryukyu リュウキュウコノハズク Riukiu アカヒゲ
Izu アカコッコ Bonin メグロとなります。

③英名でJapaneseという単語から始まるウグイス(体長約16㌢)

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   学名で日本が関わるのはNipponia nipponのトキ、japonica 朝鮮半島から来たウズラ、北アジアから渡るヒレンジャク japonensisのロシアや中国北部から越冬のタンチョウ japonicusは東アジアや東南アジアにもいるメジロ yessoensis コジュリンはロシアや中国、韓国より飛来 okinawae ヤンバルクイナは沖縄県山原地方限定。 

④学名がNipponia nipponのトキ(体長約76,5㌢)

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   ここからが登録ミスのakahige とこのkomadori がアカヒゲの登録時にコマドリとが入れ替わりました。goisagi ミゾゴイはGorsachius goisagiが正解。 ijimae イイジマムシクイはPhylloscopus ijimaeの略。kizukiはキツツキのことと思われ、Dendrocopos kizuki あるいは Picoides kizukiが正式学名でコゲラのこと。

⑤日本の亜種名でjaponicaが付く男性名詞のイヌワシ(体長約81〜89㌢)

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  japonica 日本の(女性)はイヌワシmatsudairae japonicus 日本の(男性)はシメ クロウミツバメ mikado ミカドキジ Mimizuku オニコノハズク属 属名はミミズク mugimaki ムギマキ 種小名はムギマキ noguchii ノグチゲラ 種小名は野口 takatukasae チャバラヒタキ 種小名は鷹司 wumizusume カンムリウミスズメとなります。

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