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第1825回 猛禽類はどんな鳥

①https://yacho-joho.com/kanto-fuyu-moukinrui-osusume-tanchochi/より引用の猛禽類と言われる右から鷹、鷲、梟

   どんなに鳥のことをご存知ではない方でも①の写真の右からいいますと、鷹、鷲、梟という鳥の名前は知っておられると思います。この名前(通称)の鳥たちは俗に猛禽類と呼ばれています。猛禽類とは、獲物を捕らえるために、その体を進化させた鳥の仲間をいいます。 彼らは狩りをするために、よく見える目と、鋭い爪とクチバシ、そして強くて丈夫な趾を持っています。 猛禽類は鷹と梟の仲間に分けられ、鷹の仲間は主に昼に行動し、梟の仲間は主に夜に行動します。鷲も鷹の仲間です。

②-1.https://ganref.jp/m/yumeyume/portfolios/photo_detail/342739より引用のハクトウワシの鋭い爪

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②-2.http://barbarossa.red/raptors/より引用のイヌワシの鉤状のクチバシ

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   またもうひとつの猛禽類とは、②-1.の写真のような鋭い爪と②-2.の写真のような鉤状の鋭角なクチバシを持ち、他の動物を捕食か、または腐肉食する習性のある鳥類の総称です。獲物を捕まえるための鋭い爪、掴む力が強い趾(あしゆび)、鉤型に曲がったクチバシを持つことが共通の特徴といえます。一般的に生態系の頂点に位置する例が多いことから、力強さや飛行する速さ、他のものを押さえつける権力、鋭い目付きの高貴さの象徴し、戦闘機をはじめ、スポーツカーのモチーフに。

③https://www.istockphoto.com/jp/ベクター/猛禽類の肖像画-gm934658614-255862600より引用の猛禽類の顔のイラスト

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   さて、日本の猛禽類はどんな種がいるのでしょう。ワシの仲間からタカの仲間、フクロウと順を追っていきますと、オオワシ(体長約89〜102㌢)、オジロワシ(体長約80〜94㌢)、イヌワシ(体長約81〜89㌢)、カンムリワシ(体長約55㌢)の四種。タカはクマタカ(体長約72〜80㌢)、トビ(体長約59〜69㌢)、ミサゴ(体長約55〜63㌢)、ハチクマ(体長約57〜61㌢)、ノスリ(体長約52〜57㌢)、チュウヒ(体長約48〜58㌢)、オオタカ(体長約50〜56㌢)、サシバ(体長約47〜51㌢)、ハヤブサ(体長約42〜49㌢)、チョウゲンボウ(体長約33〜38㌢)、ハイタカ(体長約32〜39㌢)、ツミ(体長約27〜30㌢)の12種で一応体長が大きいのがワシ 。

④-1.https://store.line.me/stickershop/product/1093955/jaより引用の「フクロウ」と「ミミズク」のイメージイラスト

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 ④-2.https://jp.123rf.com/photo_94686727_満月の背景を持つ真夜中の木の上のフクロウ%E3%80%82ベクトルイラスト.htmlより引用の怖い『フクロウ』のイメージイラスト

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   猛禽類の特徴を②の項で紹介致しましたが、こと『フクロウ』となりますと、何故かイメージ的なものは④-1.のイラストのようにひょうきんなキャラクターのように感じたり、反面④-2.のような怖さがあります。『フクロウ』は羽角という耳の形をした羽のない「フクロウ」と羽角のある「ミミズク」に別れます。「フクロウ」には呼称のフクロウウラルフクロウ(体長約50㌢)、シマフクロウ(体長約70㌢)、シロフクロウ(体長約60㌢)、キンメフクロウ(体長約25㌢)の四種。「ミミズク」はアオバズク(体長約32㌢)、オオコノハズク(体長約24㌢)、コノハズク(体長約20㌢)、リュウキュウコノハズク(体長約20㌢)、コミミズク(体長約38㌢)、トラフズク(体長約38㌢)、ワシミミズク(体長約65㌢)の七種。しかし、例外にシマフクロウには羽角かあり、アオバズクには羽角がありません。

⑤https://www.hobbysworld.com/item/35170506/?mode=pcより引用の猛禽類の見分け方のシート

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   ⑤のイラストは猛禽類を見分けるように工夫されたシートです。実に多くの種類があることに驚かされます。それも飛んでいる姿を見上げて判断しなければなりません。視力の悪い私なんかは無理だと思います。一応見分け方としては、ワシタカとフクロウは姿形でわかります。ワシタカの区別は一応体長の大きさですが、カンムリワシのように、タカのクマタカトビミサゴ、などより小さいです。これはカンムリワシをはじめて見つけた方がその生息域で一番大きな猛禽類だったから、鷲の冠を与えたみたいです。オオタカにしても「大」が付きますがタカ12種のうちでは七番目の大きさです。又『フクロウ』に至っては、シマフクロウには羽角があるなら「シマズク」に、羽角のないアオバズクは「アオバフクロウ」です。

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