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第508回 野鳥に由来すること

①https://hechamukure.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300347311-1より引用

   「紅葉狩りとしぎ焼き」→一聞するだけでは、しぎが野鳥の「シギ」で秋に紅葉を楽しみながら、シギの焼き鳥なんかを食べるのかと思いきや、紅葉狩りの「狩り」は獲物を狩るも狩りですし、この紅葉を観賞することも、イチゴをもぐことも狩りです。またしぎ焼きの「シギ」は野鳥のことではなく、茄子を立て割りにして、串刺しで焼き、田楽味噌を塗って食べるのです。

②https://smartomaizu.com/kanji-wallpapers/p3063.htmlより引用のイラスト

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   「雌伏雄飛(しふくゆうひ)」というのは、難しくいうと、人に付き従い、低い地位に甘んじていることと、盛んに活躍すること。また、将来を期して人の下に従い、低い地位に甘んじ、やがては大いに羽ばたき活躍すること。雌伏雄飛はどのようにして雌鳥が雄鳥に従うようになったのか、それは雄が立派に役目を果たして、もっと活躍してグイグイ引っ張っていくことです。

③https://www.photolibrary.jp/img684/11767_5942603.htmlより引用の詐欺師のイラスト

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   「詐欺」っていうと、人が人を騙すことだから、野鳥の「サギ」とは発音が同じだけで、まったく別のものと誰もが思いますが「詐欺」の由来は稲葉の白兎から来ていて、昔はウサギのことをサギと呼んでいたらしく、このサメを騙したから「詐欺」となるらしいですが、その前に「ウ」が白を表し「サギ」は野鳥の「鷺」から来ているからまんざら関係なくはなさそうです。

④http://www.shijou.city.osaka.jp/sikyoportal/?page_id=4658より引用のワカサギ

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   「ワカサギ」は魚であって、野鳥には関係ないって思っていました。「ワカサギ」は漢字表記で『公魚』と書きます。どうみたって当て字としか思えません。常陸国麻生藩が時の将軍徳川家斉に霞ヶ浦の「ワカサギ」を年貢として納めていたので、公儀御用魚という誉から『公魚』。野鳥のアマサギに色が似ており、冬にもいることから「ワカサギ」となったという説があります。

⑤https://gramha.net/explore-hashtag/おとり捜査官より引用

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  「囮(おとり)」こそは野鳥に関係のないことだと思っていましたら 「囮」の意味を調べると、その意味はほかの鳥や魚・獣を誘い寄せるためにつないでおく、同類の鳥や魚・獣と、人を誘い寄せるために利用する人となっています。その由来を見ても、その言葉に含まれる「鳥」が関係しています。「同類を招き寄せるための鳥」からきているのだそうです。なんと鳥が多いことです。

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