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【ネーム】見せ場改善への忘備録

WEB出張編集部の後にたまたまTL上がネーム談義になったので、自分のネームの作り方を流したところ、速攻で友人(プロ漫画家)から指摘を受けました。
その時のことがとても参考になったので、忘備録メモ代わりに。

あくまでこれは「同人誌」という前提=紙の本としての考え方です。
電子書籍には、通じない部分もあります。


自分のネームの作り方

まず基本として、自分のネームの作り方は
・プロットを脳内で作る。たまにテキストエディタにメモする。
・テキストエディタでシナリオをラストシーンまで書く。
・無印B6のノートにネーム(コマ割)を切る。めくりとヒキだけは決めて頑張って繋ぐ。
 →セリフは配置さえできればいいので、頭3,4文字しか書かない(面倒なので)。
→ここで、長すぎるセリフを削ったり変更したり、足りない繋ぎセリフを入れたりする
・セリフ配置が済んでから、人物の立ち位置のみアタリで入れておく
・上記全部終わってからProcreateで作画開始

無印B6ノートにやるのはたまたま今それが空いてたからです。この前まではA5でやってた。web用でも基本的に見開き前提で考えます。

これを踏まえて。自分はこれでいいかと思ってたんですが、足りないところがありました。

漫画は見開きなので左上に目が行く

左頁の一番左上のコマにも「釣り」として、見せ場を用意する方が良いとのこと。
紙本だけの事情になりますが、本を手に取ってパラパラめくった時に、一番目に入るのはここのコマ。うわー確かに。
左頁一番下の「ヒキ」→次の「めくり」になる右頁左上のコマは意識してましたが、改めて先日だした本や今年描いた原稿を見直すと全然出来てない。
昔の本の方が出てる気がする…。

見開き原稿

頭の大きさが均一すぎる

まあこれは自分でもちょっと思ったことですが、アップをどこまでアップにしたらいいのか。と迷っておよび腰になるんですよね。
演出意図がないならロング・アップはそれぞれもう一段階ロングまたはアップにしよう。という指摘で、「演出意図がない」というのが刺さる。確かにそこまで意図はないです。
ただWEBでも見る前提だと、出張編集部で指摘された様に「見えない」からどうする?という事へのアンサーは「ロングはそのまま、アップをでかく」でした。
思いきりが大事。それはそう。

情報を捨てる勇気

それ以外の方法としては、他のコマは小さくして効果だけにする(例:手・足だけなど)。
全コマ人物でしかも二人だけの場合、顔や表情はつい描いてしまう、動作(アクション)も入れがちなんですが、それら全部「情報過多」になる。
読者が読んで疲れるのではなく、情報過多=飽和になるため、反応が鈍くなる。
「手抜きではなくてメリハリのテク。情報を捨てる勇気が必要」と、バシッと指摘されました。
WEB出張編集部でも言われたこのことですね。

情報を捨てる勇気。

あ、これだ。見せ場が弱い理由。

流れ的に、なんとなくモチコミonline2日目状態でした。

オススメされた本を読む

ついでにこの本がいいよーと、色々な人の漫画のコマ割添削に特化した本を教えてもらったので、のんびり読むつもりです。
ただ電子がない。
「快描教室」と同じ作家さんの本で「漫々快々プラス」という本がありますが、どうしてもアマは使いたくなくて、別のとこで取り寄せたので旧版の「漫々快々」になりました。
https://www.yodobashi.com/product/100000009000115450/

気合入れて読もう。


今日のバナーは創作で描く練習に、今どきのメンズの髪型がわからん…と思いながら、ヘアカタログの写真を参考に髪型を描きました。



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