雑記 ~いなくなった原チャリのこと~
・学生時代は杜の都と呼ばれる都市に住んでいた。
・杜王町? そう呼んでくれても構わないよ。
・大学生の足としては自転車では少々心もとない。自動車免許を取得してからは原付に乗るようになった。
・ジョジョファンならばDioとかGiornoとか乗ればいいと思うのだが、当時はそこまでジョジョファンではなかったのでもっとかわいい、女子が乗りそうなバイクを乗ってました。
・大学を卒業して、仙台を離れることになり(さっき伏せた意味ねーな)原付をどうするか迷っていた。
・仙台には姉が住んでいたので姉に譲ろうと思っていたのだが、ほどなくして姉が原付に乗るべきではない状態になった。(ヒント:妊娠)
・姉のおめでたのごたごたもあり、何の手続きもできないままぼくは仙台を離れた。原付は当時住んでいたアパートの駐輪場に置きっぱなしのままだ。
・それからなんやかんやあって今に至るのですが(端折りすぎか?)毎年春ごろにあの原付の事を思い出してしまうのです。
・別にロマンチックな話でもなく、何か春に原付にまつわる思い出があったわけでもないのです。
・そう、毎年毎年軽自動車税の納付書が届くんだよ。
・そうなのである。ぼくは毎年、どこにあるのかもわからない原付の軽自動車税を払っているのである。
・年2000円程度という微妙な金額なのでいろいろと廃車手続きとかするのも面倒で払ってしまっている。
・ちなみに、少し前に仙台に立ち寄った時、自分のかつて住んでいたアパートによって見たらぼくの原付はなくなっていたので本当に今どこにあるかわからない。
・ぼくが仙台を離れたのは震災以前の事なのだが、全然沿岸部ではないところなので津波の影響はないだろう。建物の倒壊に巻き込まれたということもちょっと考えにくい。つまりぼくの原付はおそらく人為的にどこかへ持ち去られた。
・持ち主のいない原付をアパートの管理人さんあたりが撤去したと思うのだが、真相はわからない。
・現在は田舎暮らしということもあって自動車に乗っているのだが、原付があったら便利だなと思わなくもない。
・しかしながら雪の降る地域で原付に乗るのは冗談じゃなく自殺行為だ。
・仙台にいた時も冬の日に原付に乗って見事にスリップしたことがある。大したケガもなかったのが幸いだが、履いていたジーンズは程よいダメージジーンズになったし、ぼくの膝も程よいダメージ膝小僧になった。
・そして今現在のぼくは原付に乗れるのだろうか。乗りこなせるのだろうか。
・もう10年以上乗っていないのだ。どうも、「ブランク長い」です。
・何せ自転車にすら乗っていないのでバランス感覚というものが残っているのかどうか。
・まずは三輪車から始めるべきだろう。トライシクルからトライしてくる。
・今回はこの辺で。ぼくのいなくなってしまった原付を見かけた方はご一報を。東南アジアとかを走ってたりして。
・関係ないけれど原動機付自転車を「原チャ」もしくは「原チャリ」と略しますか? ぼくはタイトルに反して「原付」と略す派です。
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