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日本の歴史 本当の日本とは 人類の歩みと日本の起源まで

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本当の日本の歴史とはどういうものか、人類がなぜアフリカで生まれたか、なぜ東に移動したか、その歩みと日本の成り立ちを探る。日本は701年にその国号を定めたが、それ以前は日本ではなか… もっと読む
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「天香山」と「天歌語山」  土方水月

  アマノカグヤマとアマノカゴヤマ        ひじかたすいげつ  アマノカグヤマは天香具山か天香久山ではあるが、もとはアマノカゴヤマであり、天香山であり天歌語山であった。そして、天火グ山、つまり“天火の山”であり、“海火の山”であった。  天香山は“天の火の山”であり“アマノカグヤマ”である。そして、天歌語山は“海の火の山”であり、“アマノカゴヤマ”であった。  ほんとうのもとの名は「海香山アマノカゴヤマ」であった。“天香具山アマノカグヤマ”ではなく、“海歌語山アマ

「香具山(火グ山)」と「鹿児島(火グ島)」  土方水月

 「アメノカグヤマ」と「カゴシマ」 1      ひじかたすいげつ  アメノカグヤマとは漢字で書けば天香具山か天香久山となるが、もとはアメノカゴヤマであり、天香山であり天歌語山であった。  香具山は大和三山の一つ。奈良県橿原市にある畝傍山、耳成山、香具山をそう呼ぶ。万葉集にはつぎのように読まれた。  「香具山は 畝傍を愛しと 耳梨と 相あらそひき 神代より 斯くにあるらし 古昔も 然にあれこそ うつせみも 妻をあらそふらしき」  「天香具山神社と国常立神社がある香具山

邪馬台国論争  終結   土方水月

 邪馬台国論争    終結          ひじかたすいげつ  邪馬台国論争には近畿説はない。邪馬台国論争は九州説と畿内説である。近畿には奈良が含まれないという。奈良は近畿の内側であり“畿内”であるという。そして、邪馬台国論争には東遷説というものもあり、九州のヤマトが畿内のヤマトに移ったという説である。    たしかに九州と畿内ないし近畿には同じ読みの地名が多い。36方位同じ地名があるのは無関係ではありえない。    ヤマトと読む漢字はたくさんあるが、ほとんど当て字で

トツカノツルギと「富雄丸山古墳」

 トツカノツルギと富雄丸山古墳         ひじかたすいげつ  先日行われた吉野ケ里遺跡の石棺は盗掘されていた。頭部分の石蓋が裏返っていたのは、盗掘のせいであった。蓋の表には✘×✗が書いてあったが、これは出雲の剣や銅鐸にもある。日本ではダメのマークになってはいるが、外国や古代の意味は“愛している”のマークであった。外国では“キスキスキス”の意味である  こちらはめぼしいものは出てこなかったが、富雄丸山古墳では約3.3mの蛇行剣が出土した。異常に長大で柄を入れると約3.

真・この国のかたち  番外  「武田鉄矢」も甲斐源氏か? 九州にも甲斐武田氏が      土方水月

武田氏といえば「甲斐かひ」の武田氏。 武田信玄が有名ではあるが、広島にも甲斐武田氏がいる。 広島の「甲斐かひ」は「己斐こひ」という。 武田山たけたやまに銀山城かなやまじょうがあった。 その麓は「己斐こひ」と呼ばれる。 JRは西広島駅だが、広島電鉄の駅は「己斐こひ」。 信濃諏訪の甲斐源氏「武田氏」は、ご承知のように「武田勝頼」のとき、織田信長に滅ぼされた。 広島安芸武田氏は、毛利元就に滅ぼされた。 武田氏といえば「四ツ割菱」の家紋。 ところが本当の家紋は「唐花

【番外】邪馬台国と神崎吉野ケ里         土方水月 

神崎は「加無佐岐」  ひじかたすいげつ  昨年来、吉野ケ里遺跡で新たに発掘調査が行われた。その結果B.C.3世紀からAD3世紀の墳墓も出て来たようである。吉野ケ里遺跡のある佐賀県神崎郡には現在は吉野ヶ里町しかないといわれる。古代は「加無佐岐」と記されたという神崎はなぜ魏志に書かれなかったのか。 魏志に記された地名に神崎や吉野ケ里はないが、これらの地名がないのもおかしいと思い、そこに記された地名の表記法を研究考察した。    その結果、多くは万葉仮名的表記であった。「

「邪馬台国」とはそういうものであった

一般に言われるような「魏志倭人伝」という書物はない。それをあたかもそのような書物があるように言うのは、そもそも歴史を語るうえで不自然である。そこにすでに謎がある。  中国の史書「三国志」の「魏書」の記載には、次のように書かれているという。「(帯方)郡からの使者は港に着くと調べられ、文書と贈り物だけが女王のもとに送られる。ごまかしは許されない。」  これは、女王が魏の使者には会わないとこを指すだけではなく、女王のいるところに行くことさえ許していなかったことを指す。つまり、魏

神様の家系図と日本人の家系図  その1  アダムよりも古いのはなぜか 

その1  「ミオヤモトスモトフミクライヌシノミコト」 ひじかた すいげつ 日本には神様がいる。 最初の神は「無」の神。帝皇日嗣0代の神。 「ミオヤモトスモトフミクライヌシノミコト」 「皇祖元主元無極主大御神」 古事記などには隠されている。 この神が宇宙のもとを創った。 そのあとに「意識の神」「音の神」「温度の神」「重力の神」「光の神」「時間の神」などが次々に現れた。 「時間の神」が現れたことにより、そこに時間が生まれた。 その時は今から約200億年前であっ

日本の歴史(History of japan) 真・この国のかたち  「日本は二本で不二」

日本の歴史(History of japan)  ほんとうの・この国のかたち 「にっぽんはにほんでふじ」 ひじかたすいげつ 「日本(にっぽん)は二本(にほん)で不二(ふじ)。」 日本は「にっぽん」と読むか「にほん」と読むか? 以前にも述べたと思うが日本は「にっぽん」と読む。 正式には「にっぽん」だが、「にほん」と読むのもかまわない。 結局どちらでもよいのか? いや正式には「NIPPON」。 アルファベットでは。 国内では「にほん」も使ってよいというとても「日