人生

今では、もうすっかりやらなくなってしまったが、10代の頃は友達と集まってよく麻雀で遊んでいた。

人生を「すごろく」に例える方がいるが、私は人生は麻雀によく似ていると思っている。

まず、始めに配牌という原型となるものが配られる。
そこから、牌を引いては切る(入れ替え)、という作業を繰り返し、役というものを作り、上がりを目指す。
他にも細かい要素が沢山あるがここでは割愛する。

役には何通りもの種類があり、その形によって上がったときにもらえる点数が変わっていく。

肝となるのは、配牌の良し悪しと引き(運)と状況に応じた的確な判断である。

私の人生を例にすると
配牌は良くもなく悪くもなく。
引き(運)は最悪
局面における判断は間違えてばかり。

本人は、その場その場で必死に努力をしてきたと思っているが、実は熱くなっているだけで、当然良い結果には結びつかない。

どれだけ「私は努力をしてきた」「その場における最善を尽くしてきた」と言ったところで、周りからみれば結果が全て。

要するに、空回りばかりして、結果は負けという事になる。

ただ、後悔しても嘆いていてもどうにもならない。
打ち筋(生き方)もそう易々と変えられるものではない。

結局のところ、現状をしっかりと受け止めて、引きが悪くても間違えても、しっかりと前を向いて、しがみついてでも這いつくばってでも、生きていかなければならないのだと思う。

自身で最期を選択できなかったのだから仕方がない。
そうするしかないのだと思う。

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