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思っていることを言えるように

ここ2年くらいは人生で一番平穏な日々を過ごしている気がする。けど地獄みたいな日が1年に1回くらいある。笑

でも考えてみたら、自分はその地獄って実は20~30%くらい予想していたりする。

そして、「まあ最悪の事態は考えられなくもないけれど、きっとそんなふうにはしないだろう」という期待を勝手に他人に抱いているのだ。

だからべつに地獄も青天の霹靂ではない。心の中で、ああ~やっぱりな....と思っている。つきつめれば自分で回避できたことなのだ。

でもまあそんな時は、人に期待するだけじゃだめなんだよなという、たぶんこれからも何十回も思うことを一年に一度くらいよくよく噛み締める機会と思えばいいんじゃないかと。

ただ、「人に期待しないというモットーを掲げている」という人もよく見るけれど、私にはこの先もそんなことはできないんじゃないかと思っている。

人に期待するということは、自分にとってはデフォルトアプリみたいなもので、たとえば「青空を想像しないで」といわれて青空が目に浮かんでしまうように、自分にとってはどうしようもないことな気がしている。

それは仕方ないこととして、自分ができることも考える。たいがいは自分が素直に自分の気持ちを言えず、でもそこを汲んでくれよと思っていることから地獄が始まっていると思う。

人に対してこれを指摘するのはすごく簡単なのだ。「思っているだけじゃだめだよ」という言葉を発したことはたくさんある。

では、いざ自分が「これを言ったら嫌われるかも」と悩む言葉を言うべきときに言えるのか。

それが言えずに起こる地獄を噛み締めて、なんとか言える人間になれよと、一年に一度くらい自分をかえりみたらいいんじゃないかと思う。

少しずつ言えるようになれたらいいね。

いろいろな方にインタビューをして、それをフリーマガジンにまとめて自費で発行しています。サポートをいただけたら、次回の取材とマガジン作成の費用に使わせていただきます。