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人の神経を逆撫でする言葉

人によりその言葉のスイッチは異なる。

一番わかりやすいのは相手が嫌だと言った言葉なのだが、わざわざ口にして教えてくれる人は少ない。それを知る一つのポイントは、何か言葉を発した時の相手の反応だ。

自分では何気なく、何の意識もなく、他意もなく発している言葉であっても、相手にとっては我慢ならない言葉や言い回しや表現がある。それを意識せず、繰り返し使っていることに気がつかない鈍感な人は意外と多い。

本人は悪気もないので、なぜスイッチが入ってしまったのか理解できない。無論原因が自分にあることなど到底理解できない。そうやって他者を知らず知らずのうちに追い込んでいる人もいる。

結果、悪気なく相手をメンタル不全にしていたり、思わぬ不規則行動を招いて不幸な結果を導いていることがある。全て自ら作り出していることに気が付かずに。

だからこそ常に自らが発する言葉の反応には注意しておくことが大切だ。同じ言葉でも人によりスイッチは異なるからだ。
Aさんにのスイッチは入っても、Bさんは入らない。Cさんにとっては逆に良い作用をもたらすということもあるから反応が重要なのだ。

自分の基準、思い込み、善し悪しは関係ない。あくまでも相手の反応で判断することである。

これを勘違いして自分では良かれと思ったことを言ってしまうこと、それを繰り返すことでドツボにハマるのである。
そして悩む。

自らの言葉が相手の神経を逆撫でするスイッチを入れていることを理解していれば悩むことはない。そのスイッチを入れる言葉を用いなければ良いからだ。

しかし多くの人は自分が原因とは思わないから厄介なのである。思っているほど人は完璧でも有能でもない。

そのことを理解できれば、世の中の7-8割の揉め事は起こらなくなると思う。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com