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地球に優しいものづくりをする理由

私が運営するブランド「hikari living」では、地球に優しいものづくりを大切にしている。

海に落ちているシーグラスを使って作品づくりをしたり、海辺のゴミ拾いをしたり、梱包材をできる限りプラスチック不使用にしたり。

シーグラスと廃材を使用したオブジェ

「地球に優しい」というとざっくりしているし、人によってさまざまな意味を持っていると思う。私の場合は、主に「自然やどうぶつに優しい」という意味で取り組んでいる。

最近はサスティナブル、エシカル、SDGSなどの言葉を聞くことも増えてきた。地球に優しい取り組みをする人や企業も増えている。その一方で、どこか他人ごとに感じてしまう、上辺だけの綺麗ごとに見える、意識高い系……という声もよく耳にする。そう考える気持ちも、なんとなく分かる。

そんな中、私は何のために地球に優しいものづくりをしているのか、改めて考えてみた。

何かきっかけがあったの?と聞かれることもあるけれど、特に大きなきっかけはない。地球に優しい暮らしをしている人がいると知った時、自然と「やりたい」と思ったのだ。

暮らしにも地球に優しいものを取り入れている
繰り返し使えるシリコンラップとみつろうラップ
マイタンブラーに入れてもらったソイラテ

よく挙げられる理由として、「気候変動や環境破壊を止めるため」「子どもたちのより良い未来をつくるため」などが思い浮かぶ。もちろんそれもあるけれど、私の一番の理由ではない気がする。うんうん考えているうちに、心にストンと落ちる理由が見つかった。でもそれは、「素晴らしいね」と言われるような、立派な理由ではない。

私が地球に優しいものづくりをしたい理由、それは「ただ自然やどうぶつが好きだから」だ。

好きなものを大切にしたいという、シンプルな気持ち。普段の暮らしの中で、好きな人やものを大切にしたいと思うのと同じように。だから自然やどうぶつに優しいものづくりをすることは、私にとってごく自然なことなのだ。

好きなものがなくなっていったり、汚れたり、傷つけられたりするのは悲しい。だから、自分にできることをする。大切な相手を守るために。

美しい自然を見ると、癒されたり、元気をもらったりする。どうぶつからは、あたたかく優しい気持ちにさせてもらうことが何度もあった。大げさではなく、私は美しい自然やどうぶつの存在があるから、心地よく生きていけると思う。

暮らしでも、ものづくりにおいても、完璧に地球に優しくできているわけではないけれど、何もしないよりは、できるだけしようとする自分でいたい。自分も楽しみながら、心地よい方法を探しながら、向き合いたい。

地球に優しいものを取り入れるようになった理由を聞かれるたびに、大きなきっかけがなく、どう答えたらいいのか迷っていたけれど。

「好きだから大切にしたい」
それだけの理由で、私には充分だった。

この気持ちを真ん中に置いて、楽しみながら、これからも地球に優しいものづくりを続けていこう。


◇◇◇

シーグラスアートのお店「hikari living」

「暮らしと地球に優しい時間を贈る」をコンセプトに、
シーグラスを使ったものづくりをしています。

◇日々のものづくりの様子はInstagramにて

◇web shopはこちら

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