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Salyuのコンサートに行った話

2023.2.17 ビルボード東京一部に行ってきた。

楽曲を聞くとその当時を鮮やかに思い出す体験は誰しも経験してることだと思うけど、今日landmarkを聞いてるときに、1stアルバムを開封するときの自分を思い出した。近所の新星堂で予約して(まだAmazonでもspotifyでも無かった)、自室で開封したときのドキドキ。ロングドレスを着たさりゅちゃんを真上から撮った何枚もの写真。印刷したてのインクや紙の匂い。CDを再生するときの緊張感。
そのあとのbe thereを聞いてるときに思い出したのはTERMINALツアーで武道館へ行ったこと。その頃も私は仕事で悩んでいて(人は思ったほど成長してない)、通勤のバスの中でいつもさりゅを聞いていたこと。

そんな風に、Salyuのコンサートに行くと、私はいつも生い立ち?来し方?を振り返ることになるんだけど、気がついたらだいぶ長いこと生きてきてるなとか、Salyuの音楽に出会ってからだけでも20年くらい経ってて、ここ1、2年がつらいといってもほんの短い時間なんだなって思えて、自分のこれまで生きてきた道を悪くないなって、もっと言うとこれからも生きていってもいいのかもなって、自分の生き方を肯定できる感じがあった。

この感じは最近1、2年の私には全く無かったことで、つらい中でも小さい楽しいことをかき集めてなんとか日々をやり過ごすような感覚だった。

これからの未来が希望に満ちてるとか、劇的に前向きになったわけでは決して無いけど、行ってよかった。さりゅの歌には全てを包み込む力があると思う。励ましたり、慰められたりというよりは、ありのまま、そこにあるものがいいものか悪いものかも判定しない。全てを飲み込むさりゅの歌。素敵だった。

そうそう、今回ははじめてカウンター席で見た。これまでビルボード東京ではステージの近くで見ていたけど、ひとり参加だし、横向きでステージを見るのちょっとつらいかなと思ったので。
正面からだから見やすいし、上からだから演奏の様子が驚くほど見えて楽しかった。特に細海さんの。

Indian Summerとマハラジャの夜がよかった!マハラジャの夜いいね。昔とは、私の感覚も変わってきてるのかも。

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