ひかる / かご専門店ORIKAGO代表

かご専門店ORIKAGO 代表・ブランドマネージャー|アフリカ農村部の女性たち300人…

ひかる / かご専門店ORIKAGO代表

かご専門店ORIKAGO 代表・ブランドマネージャー|アフリカ農村部の女性たち300人とモノづくり奮闘中|商品開発/生産管理/Webマーケ/YouTube |#D2C #アフリカビジネス #ハンドメイド|『カラフルにくつろぐ』をコンセプトに、日本一のかご屋を目指してます!

最近の記事

ご挨拶

こんにちは。かご専門店ORIKAGOのひかるです。 実はこの紹介で始まるのも今日が最後。 私、岡本ひかるは3月31日を持ちましてORIKAGOを卒業いたします。 久方ぶりの投稿でいきなりのご報告となってしまいましたが、私のブログ投稿が途絶えてからも過去の投稿やインタビュー記事などを読んでくださっている方にお会いすることがあるため、せめて最後にご挨拶だけでもと思い投稿することにいたしました。 ORIKAGOブランドの母体であるアンバーアワーという会社を立ち上げて8年半とい

    • 雨宿りと雨傘の話

      こんにちは。日本一のかご屋を目指す、かご専門店ORIKAGOのひかるです。 しばらく更新を怠っているうちに日本はすっかり梅雨ですね。毎日天気予報を確認しながら、折りたたみ傘の準備などしていると、ふとアフリカの雨を思い出します。 ORIKAGOの生産現場であるケニアのマチャコスという町は標高が高い山岳地帯にあります。季節も四季はなく「雨季」と「乾季」の二季のみ。大体3ヶ月ごとのスパンで季節が変わります。 気まぐれな山の天気と雨宿りマチャコスの雨季は早朝や夜の間に強い雨が降

      • スタッフ面談はリアル人狼ゲーム

        日本一のかご屋を目指す、ORIKAGO代表のひかるです!現在はケニアに出張中。ケニアのモノづくり工房で日々、奮闘しています。 日本にいる間も、ケニアの工房スタッフとは毎日、チャットやメールでやり取りをしています。ただ、全員がスマホを持っているわけではないのでやり取りをする人数が限られてしまうこと。また、基本的にスタッフさん達は「良い報告」しかしたがらないので、現場に来ないと中々見えないところも多々あります。 そこで、訪問するときは必ず各スタッフと個別に面談をして、いない間

        • 悩める起業家にオススメする本 ー 仕組み作りの思考で会社が変わる

          日本一のかご屋を目指す、ORIKAGO代表のひかるです。 今回は小さな会社の7年目の経営者として、最近読んで大きく影響を受けた本について、内容と感想を書きます。 ご紹介する本は起業の神様とも呼ばれているマイケル・E.・ガーバー氏の著書『はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術』 数年前にアメリカや日本でも話題になった本らしいのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。私は昨年、ある記者の方に英語の原文をオススメされ、購入したものの何となく本棚にしまっていたのです

          タクシーで知るケニアのコロナ事情

          日本一のかご屋を目指す、かご専門店ORIKAGOのひかるです。 先日書いたとおり、私は今、アフリカのケニアに出張に来ています。コロナ禍での出張がどうなるのか、不安もある中で空港に到着し、いつも迎えに来てくれるタクシー運転手のトニーさんと再会。 思わず、習慣で握手してしまってから「あ・・・握手はダメだった」と気付いて平謝り。お互い、手を改めて消毒してから訪問先のマチャコス市へと向かいました。 空港からアパートまで、大体車で一時間ちょっとの道のりですが、毎回この時間はトニー

          タクシーで知るケニアのコロナ事情

          コロナ禍の時代、ケニアに到着

          日本一のかご屋を目指す!かご専門店ORIKAGOのひかるです。 実は、緊急事態宣言発令の直前に、アフリカ・ケニアに来ました。 感染者数が上がっているこの時期に海外へ出張することに対し、周りでも賛否両論ありました。ですが、事業はwithコロナも、afterコロナも続くもの。長い目で見たときに今、ケニアですべきことがあると考え、意を決しての出張です。 と、勇ましくブログを始めましたが、到着するまではドキドキの連続! 始めて受けたPCR検査は一瞬で終わりましたが、鼻の奥がず

          コロナ禍の時代、ケニアに到着

          私が届けたいアフリカは

          『アフリカ』と聞くとみなさんはどんなイメージが浮かびますか? テレビの特集でよく映るようなサバンナや野生動物、エネルギッシュな人々、ジャンプの高い民族、足の速いマラソン選手を思い浮かべる方 募金活動の写真で見られる貧しく、飢餓で苦しみ、悲痛な顔の人々を思い浮かべる方 アフリカ開発会議(TICAD)などのニュースを見て、これから経済成長していく発展的な地域、と見ている方 店舗でお客さまとお話しても、意外とイメージにばらつきがあると感じています。 今回は、変わりつつあ

          私が届けたいアフリカは

          新しいバッグ作りへの挑戦

          かご専門店「ORIKAGO」のアトレ松戸店に、先日ちょっと系統の違う商品が並びました。 ブランド名は「Sisalana (シサラナ)」。かごと同じ植物繊維、サイザルを用いた新しいタイプのバッグです。 バッグに使用している織り生地は、ケニアで3年の月日をかけて独自開発した織り生地です。伝統的なかごの技術を生かして、もっと商品の幅を広げられないかと考えて初めた織り生地作りですが、専用の糸の研究、機織り機の作成など、様々な試行錯誤を経て作ったもので、今もまだ開発途中の生地である

          新しいバッグ作りへの挑戦

          モノづくりの肝は品質向上!より良い商品を目指して行っている4つの対策

          アフリカ・ケニアでモノづくりを始めて6年目。 「ケニアで仕事をしていて何が一番大変だと感じますか?」という質問をよく頂きます。 質問者の方は大抵「文化の違い」や「停電」「コミュニケーションの問題」といった答えを予想されるのですが、私がいつも最初に思い浮かべる答えは「品質向上」です。 華のない答えだな…とは思うのですが、これが本音。ケニアでモノづくりを続け、日本で販売を続けるためには、製品の品質向上は不可欠です。 品質アップに向けての話を書こうと思ったら書きたいことがあり

          モノづくりの肝は品質向上!より良い商品を目指して行っている4つの対策

          ケニアモノづくり紀行:土の色で見る貧富の差

          アフリカ・ケニアでモノづくりを始めて6年目。観光では絶対に訪れない地域に足を踏み入れることで見えてくる世界があります。 下の写真に写っているバッグはORIKAGOで販売している「ベージュ」色と「グレージュ」色。実はどちらもケニアの土で染めています。 左側の「ベージュ」は赤土で染めた色。右側の「グレージュ」は黒土で染めた色。あらかじめ小石などを取り除いた土を熱湯で溶かし、糸を染めてからかごを作ります。 現地では土で染めた色は「カーキ色」と呼ばれていて、モノづくりを始めた当

          ケニアモノづくり紀行:土の色で見る貧富の差

          遠距離の仕事チャットは「待つ」が大事

          アフリカ・ケニアでモノづくりを始めて6年目。 一年のほとんどを日本で過ごす中、現場から1万キロ離れていてもモノづくりを続けられているのはチャットのおかげです。 日々の業務連絡や経理報告などをチャットでもらえるのは本当に便利で、インターネットがある時代に起業して良かった!とつくづく思う反面、顔が見えないチャットでの連絡は何かとトラブルも付き物。 製品の品質管理という繊細な話し合いに加え、文化の違い、そして英語のちょっとしたニュアンスの違い… 文字で浮かび上がる相手がどんどん

          遠距離の仕事チャットは「待つ」が大事

          呪いのバナナにご注意を ~袖の下が通用しないとき~

          突然ですが、みなさんは取引先やお世話になった方に贈り物を渡していますか?最近はお中元やお歳暮といった贈り物文化は廃れている、と言われますが、ちょっとしたときに「お世話になったお礼」を贈ると良い印象を持ってもらったり、コミュニケーションが円滑になるきっかけを作れることはありますよね。 アフリカ・ケニアも例外ではありません。イースターやクリスマス等の祝日はギフトシーズン。家族や親戚だけでなく仕事で付き合いがある方々へのギフト選びでスーパーには長蛇の列ができます。 お世話になっ

          呪いのバナナにご注意を ~袖の下が通用しないとき~

          アフリカでなぜ「モノづくり」を選んだか

          前回、初めての投稿でアフリカ・ケニアでモノづくりをすることを決めた時の話を書きましたが、一度書き出すと当時のことを色々と思い出すもので… 今回は なぜアフリカでモノづくりすることを選んだのか についてご紹介したいと思います。 先に結論を言ってしまうと 自分が定めたゴールに対して最も適切な手段だったから なのですが、実は起業を決めた当初は私もこのことをよく理解していませんでした。 友人からの素朴な疑問をきっかけに、自分がモノづくりを選ぶ意味を深く考えさせられることになりま

          アフリカでなぜ「モノづくり」を選んだか

          アフリカの女性たちに魅せられて ~起業6年目のかご屋代表~

          こんにちは!㈱アンバーアワー 創業者・ブランドマネージャーの岡本ひかるです。 2014年からアフリカ・ケニアの女性たちとモノづくりをしていて、彼女たちと創る天然素材のかご専門店ORIKAGOというブランドを経営しています。 創業してからまだ5年しか経っていない小さな会社ですが、これまでの喜怒哀楽溢れる軌跡や短い間で培ってきた知識をnoteを通じて共有したいと思っています! たくさんの方に読んでいただきたいですが、特に:  ・起業している方、起業に興味のある方  ・アフ

          アフリカの女性たちに魅せられて ~起業6年目のかご屋代表~