はじめに

こんにちは。高橋です。本業はコンサルとしてデータ分析を活用したデジタルマーケティング支援などをしており、副業ではデータ分析支援やデータ分析コーチングなどもやっております。

以前noteで『データ分析のためのSQL勉強会』資料を公開しました。

そこからさらにデータ分析で使うSQLを学びたいビジネスパーソン向けの書籍も出版して、より体系的にデータ分析で使うSQLを学ぶ教材をまとめました。

今回はこれら初学者向けのSQL勉強資料から発展して、実践編のSQL勉強会資料を公開します。今回のSQL勉強会実践編に関してはSQLの基礎が理解している人向けに、実際のデータ分析でよくやるような分析を演習問題形式でまとめました。

SQL勉強会実践編資料

資料リンク

PDFで資料を確認したい方はこちらからダウンロードしてみてください。

資料概要

今回は実践編ということなのでSQLの基礎を理解した上で、実際の問題を解きながらデータ分析で使うSQLを学んでもらいたいと思います。

ケーススタディとして、架空のECサイトのデータ分析を行うことを想定して、以下10問のデータ分析課題を考えてもらうようにしています。

それぞれ難易度とヒントを資料の中に記載しているので、簡単な集計から少し複雑な集計まである程度幅広く出題してあります。

ヒントに関しては各問題ごとに合計3つ載せているので、まずは自分でゼロベースで考えながら必要に応じてヒントも見てもらえればと思います。

解説も載せてあるので、最後は答え合わせをしながら、求めたいデータに対してどんなSQLを書くことで得られるのかを確認していただければと思います。

進め方

SQL実行環境

基本的には前回の初級編や書籍で紹介している通りハンズオン形式で進めてもらいたいと思います。前回の初級編や書籍ではSQL実行環境としてSQLiteを使っております。その中でも比較的環境構築がしやすい『DB Browser for SQLite』というアプリケーションを使っています。こちらは以下ページからアプリケーションをインストールすれば一発でSQL実行環境が整うので便利です。

サンプルデータ

サンプルデータは以下からダウンロードして使ってください。
（※「Source code (zip)」からダウンロードして下さい）

書籍の中でも紹介していますが、今回は架空のECサイトでのデータ分析を想定して以下3つのテーブルを使います。

1. users（顧客情報）

2. products（商品情報）

3. orders（注文情報）

上記サンプルデータの中にそれぞれ3つのcsvファイルがあるため、それらをDB Browser for SQLiteにアップロードして問題に取り組んでいただければと思います。

おわりに

ありがたいことに前回公開したデータ分析のためのSQL勉強会資料も多くの方に見てもらい、そのおかげもあり書籍も出版することになりました。ただ、これらの教材はあくまでデータ分析で使うSQLをゼロから学びたい初学者向けの内容に特化しており、あえて基本的な内容しか書いてありません。そのため実際のデータ分析で使うSQLを少しイメージしにくい部分もあったかと思い、続編として今回実践編の問題集をまとめました。

今回の実践編問題集は私が過去SQLを使って数多くのデータ分析をした中でよく集計する内容だったり、これができるとある程度複雑な集計もできるだろうという内容をまとめています。問題を考えて解き進めていく中でデータ分析で使うSQLの考え方やコツみたいなものも学べるのではないかと思います。

これは自分が何度も伝えている内容ですが、データ分析で使うSQLは決して難しくありません。データ分析で使うSQLはアプリケーション開発で使うSQLやプログラミング言語に比べるとはるかに学習しやすく、かつ様々な職種や業務でも使えるスキルです。初級編の内容や書籍で基本的なことを学び、今回の実践編でより実務のデータ分析を意識した学習ができれば、きっと普段の業務の中でもSQLを使うことができると思います。

一方で、本を読むだけ、資料を見るだけよりも説明しながら質疑応答込みで一緒にハンズオンで進めていく方がよりSQLのスキルが身に付くと思います。これは実際に本業や副業で何回もSQL勉強会を実施した経験からもそう思っています。なので需要があればtoB向け（法人向け）にデータ分析で使うSQL研修なども実施できればと思っています。（もしご興味ある方是非ご連絡くださmm）

今後も継続的にSQLを学習できる資料などはアップデートできればと思いますし、X（旧Twitter）でもSQLやデータ分析に関する発信を継続的にしていきますので、お気軽にフォローやDMなどいただければと思いますmm