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『正座と兎跳びの冤罪』


正座は、痺れるのが当たり前で、
膝に悪いとされる昨今。


そもそも正い座り方とは、
どういうものでしょうか?


私が6歳の頃から合気道を通して
独自に探求し続け、19歳の時に確立した、
あるべき理想の正座は、23歳の時に知った
「岡田式静坐法」そのものでありました。


真に正しい正座の仕方は「岡田式静坐法」と
寸分違わないので説明はそちらに譲るとして、
ここでは、
真に正しい正座の質と使い方を説明します。


まず、武の面から考えて、
正座が真に正しい座り方であるならば、
万能でなければなりません。
故に正座とは決して休む行為ではなく、
待機状態でなければなりません。


待機状態とは簡単に言うと
「位置について、よーいドン!」の
「よーい」の部分の状態です。
則ち瞬発力を出す直前の溜めの状態です。


正座に於いては、立ち上がる寸前の、
立ち上がりかけの状態で
ホバリングしている感じです。


この時、
体重が乗るのは左右の膝下の骨の硬い部分のみ。
脛や足の甲は床に押し付けません。


そして、太股の裏と脹ら脛の間も僅かに浮かせ、
股関節を目一杯畳み、
骨盤を袈裟にしっかりと締め、
腰は仙骨で反るようにします。


上半身は脱力し、その重さは下腹の腹圧で支え、
肛門は弛めます。
※下腹の腹圧で直腸が締まるので
肛門を締める必要はありません。寧ろ邪魔です。


ここまでできたら準備万端。


後は両膝のストッパーを外すタイミングを
待つだけです。


これができれば足腰が著しく発達し、
座技でも自由自在に動け、
足が痺れることもありません。


私の場合、
この正座だけで、
競輪の選手よりも太い腿になってしまいました。
※太い腿は痺れやすいという話は嘘です。


馬力を生む一番重要な筋力は、
各関節を目一杯畳んだ所から
伸ばし始める時の力です。


これを常時働かせる鍛練が
真の正座のあり方であります。


次は兎跳び。


兎飛も腰や膝に悪いとされていますが、
そもそも正しい兎跳びとは、
どういうものでしょうか?


まず、土踏まずの前半分を
床に押し付けるようにしながら踵を上げ、
足の甲に体重が乗るようにします。
後は上記の正座のコツと一緒。


というわけで、もうお分かりですね。
正しい兎跳びは
正座のバリエーション違いなのです。
ですから蛙跳びのことを
兎跳びと言うのは止めましょう。


私の場合、この跳び方の応用で、
小学生の時に両足跳びで体育館の舞台に飛び乗り、中学生の時に垂直跳びで80cmを超え、
大学生の時に脚の瞬発力で一流の陸上選手の平均を超える数値を出していました。


物事は極めてからでないと正しい判断ができないと思うのですが、如何でしょうか?



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