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『自然治癒力の裏の顔』


骨の局部的なズレは、
時間経過で全体的なズレにすり替わります。
これが世間で自然治癒力と言われている
機能の一つです。


局部的なズレは神経圧迫もキツいので
痛いのですが、全体的なズレに振り分けられると
神経圧迫も分散され、痛みが和らぐという
仕組みです。


しかし、この自然治癒力の働きが繰り返されると、いつの間にか加齢による骨の変形と言われるほどの歪みに進展します。


つまり、自然治癒力という補正機能には、
加齢現象の促進というリスクがあるのです。


「自然治癒力を活性化させる」なんてフレーズを
よく見かけますが、それは加齢のスピードも上げるということになるのです。


別の言い方をすると、脊椎の生理的弯曲を崩して
左右のバランスを整えるという内容に
なっているわけですが、それをちゃんと認識して
やっている人は皆無であります。


今時の人は皆「ラクになるなら何でもいい」と
言うのですが、例外無く「ラク」の意味が
「楽」ではなく「落」になっています。


何でも普通に出来ちゃう状態に至るのが
「楽」であり、
何にもしなくてよい環境の結末が
「落」であります。


「楽」は能力が落ちていくと得られないので
よくよく考えましょう。



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