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ビデオゲームアラフィフ昔話Vol.2

どうも。なんやかんやと40年以上ビデオゲームを嗜んでいる、アラフィフおっさん”ひきまは。”と申します。こちらの記事は、先日アップした↓

の続きとなっております。1本目では、ファミコン前夜からスーファミぐらいまでを書いております。今回はスーファミと同時期のネオジオやら、PCエンジンやら、高校進学というタイミングで入手したPC-98シリーズあたりのお話になります。そう!今回もプレステとサターンの次世代機戦争まで書けません!な、なんやて工藤……

お約束

ネオ&ジオ

そんなわけで、ネオジオです。100メガショック!龍虎の拳2のテレビCM、ユリ・サカザキ役は女優時代の浜崎あゆみ(歩)。「お兄ちゃん、その人は!その人は、私達の……っ!」でおなじみ。あと、千葉麗子もガッツリと絡んでた。写真整理してたら、ナコルルコスの千葉麗子の写真が出てきたよ。記憶を辿ると、高校生の頃に江坂のネオジオランドであった、ラジオの公開録音イベントの時だわ。ステージに上げられて、サイキック青年団でおなじみの北野誠さんから「カメラ持ってるね!麗子ちゃんのファンやな」と言われたわ。それより、なんで公録イベでステージに上がっているのか……。

それはさておき、ネオジオといえば筐体一つで6本のゲーム基盤を設置できるMVS。ウチの地元には、そのMVS筐体が30台ぐらい置いてあるゲームセンターがありまして。もちろん対戦台もあってはかどります。昔ながらの薄暗い店内で、クレーンゲームもプリクラもない(プリント倶楽部の誕生は平成7年)。更にメダルゲームすら無いストイック仕様。龍虎の拳、ワールドヒーローズ、餓狼伝説2のリリースあたりから通い始めて、延々と対戦格闘ゲームを極めていった。そんなに強くなかったけどね。ストⅡも面白かったけど、SNK対戦格闘にも味があってだな。特に好きだったのは、次にあげていくあたりかな?

餓狼伝説スペシャル

日本一!(乳揺れ)

1993年9月16日リリース。既に2本リリースされていた餓狼伝説シリーズの特別篇。2のシステムに旧キャラが追加されていて、かつバランス調整版。これが楽しくてねぇ。クソ難しい超必殺技コマンドとか。対戦で変な動きするから、すぐわかる。CPU戦は結構厳しい条件クリアで、ラスボスの後に隠しキャラとして龍虎の拳のリョウ・サカザキが登場するのも激熱でした。持ちキャラはCERO Aでは登場できない事に定評がある(サークライ談)、不知火舞さん。

痛快GANGAN行進曲

昭和末期感が凄いGANGAN行進曲

1994年7月26日リリース。REALLSTIC 3D BATTLEゲームって、なんやそれ。ベルトスクロールアクションと2D対戦格闘の間の子みたいなゲームでして、世界観は大運動会やらドッヂボールでおなじみの熱血硬派くにおくんとか、ジャンプ黄金期を彩ったろくでなしBLUESのような、不良バトル物。今で言うなら東リベ。掛け合いがあったり、バトル前にぐるぐる回ったり、ガンつけたり、振り切ってて面白い。システム的には雑なんだろうけど、そこが楽しいところでもありました。当時はお約束だったCPU戦のラスボスに操作不能キャラが登場!……というのが無いのが、ちょっと残念。

ザ・キング・オブ・ファイターズ'94

燃え太郎

1994年8月25日リリース。この後、毎年夏休み頃に新作がリリースされたので、夏の季語になりました(個人の感想です)。ご存知、SNKのゲームから選りすぐりのキャラクターが、3人1組でチームを組んで戦う3対3の2D対戦格闘ゲーム。'94はチームバトルを重視した結果、チーム単位でしか選ぶことが出来ません。初期メンは
日本チーム:草薙京、二階堂紅丸、大門五郎
イタリアチーム:テリー、アンディ、ジョー
メキシコチーム:リョウ、ロバート、タクマ・サカザキ
ブラジルチーム:ハイデルン、ラルフ、クラーク
中国チーム:麻宮アテナ、椎拳崇、鎮元斎
英国チーム:不知火舞、キング、ユリ・サカザキ
韓国チーム:キム・カッファン、チャン・コーハン、チョイ・ボンゲ
米国チーム:ヘビィ・D!、ラッキー・グローバー、ブライアン・バトラー

アメリカスポーツチーム

……って、アメリカスポーツチーム!誰だよ、お前ら!!折角のオリキャラなのに、今作以降はたまにモブで出るぐらいじゃん!(そういえば、98にはおったね)

あと、このシリーズは何らかのパロディなのかモチーフなのか、よくわからない技が多数登場します。一番有名なのは、八神庵の超必殺技が某初号機の暴走モードっぽいやつかな?八神庵というと、一時期男装コスで庵の人が多かったなぁ。そして、男オタクは指ぬきグローブで長髪にベースボールキャップ。テリー・ボガードのつもりなんだろうけど、不衛生でキモかった。

あ、キモいって言っちゃったね……。

真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変

最新作でも活躍する柳生十兵衛さん

1994年10月28日リリース。連続技?そんな事より、闘いは一撃で生きるか死ぬかだろ!と、大斬りで本当に大ダメージを喰らうストイックなシステムでお馴染みのサムスピシリーズ第2弾。前作で猛威を奮ったシャルロットのジャンプ大斬りほど強烈な技は無いものの、超必殺技も実装されて体力ゲージ8割被弾とか当たり前。怖い。主人公格、覇王丸の超必殺技コマンドはテレビ放映されたスペシャルアニメで公開されました。キャラクターボイスは香取慎吾。ちなみにテリー・ボガードは錦織一清。わたしの持ちキャラは、柳生新陰流の土佐武士・柳生十兵衛。今作から声がルパンの次元でお馴染みの小林清志さんになりました。出直せぇい!

その他(ネオジオと他社アーケード)とか

引き続き餓狼シリーズや、KOF、登場キャラクターそのものが危なすぎるワールドヒーローズ、新作だと月華の剣士にもハマりますが、その頃のアーケードではカプコンのストリートファイターZEROシリーズや、VSシリーズに、クイズなないろDREAMS 虹色町の奇跡。彩京シューティングや、鉄拳シリーズとかにも手を出す。しかしながら、高校生時代ほど熱中はせず。専門学校生は忙しいからね!オタ活と活動費を稼ぐアルバイトで!!

PC-98シリーズでパソコン生活

時は遡って中学3年生の春先(1991年)、友人の友人みたいな関係の人の家に行くと、そこには角川スニーカー文庫で刊行されていた”ロードス島戦記”のテーブルトークRPGリプレイ(TRPGをプレイしてて起こったことを面白おかしく綴った文庫本)と、MSXturboRという古のパソコンがありました。MSXがパソコンかどうかは議論が分かれるような気がしますが、多感な時期に凄いものを見てしまったわたしは、高校受験合格の際のご褒美としてパソコンを入手するべく行動に出ました。あ、ロードスのリプレイにもハマって、コンプティークを購読したり、コミックコンプを読むようになるけど、それはまた別の話。

パソコンの事も今みたいにネットですぐに調べて……の時代ではないので、地元の電気店で情報収集(パンフレット入手と価格調査)し、

  • これから買うならNECのPC-9801シリーズが良いこと

  • 本体だけではなくMS-DOSというシステムを買わないといけないこと

  • 更にCRTモニタ(まだブラウン管)も必要なこと

……などをサクッと調べ上げました。どうした、受験生。そして、パソコンとDOSの理解するためにパソコン入門書(CPUとメモリと記憶媒体で……とかを書いてあるやつ)とMS-DOS入門書を購入し、勉強に励む。本来の勉学に励まなくてよいのか?受験生。

そんなこんなで、春を迎えました。無事、地元の普通科高校に合格です。やったー!パソコンだー!!

ヤッター!!

家族総出で日本橋へ向かい、事前に調査しておいたソフマップ中古館で3年落ちのPC-9801RSを購入。MS-DOSとモニタもセットで25万円ぐらい?すげぇ買い物……。これよりも高い買い物、その後でもクルマぐらいだわ。こんなに高かったんだよ、90年代前半のパソコン。この状態で、音源付いてないしデータ保存のストレージも無いからね。周辺機器はこの後、学校に無断で行う長期休みのアルバイトで買い揃えます。FM音源ボードが5,000円ぐらいで、拡張ボード差してまで繋ぐSASI接続(誰も覚えてないわ!)のHDDが40MBとか80MBで5万円ぐらいしたような。夏休みのバイト代、HDDとプリンセスメーカー2で飛んだよ。当時のパソコン業界、どんな世界やねん。

で、当時ハマったゲームを紹介しようと思ったのですが、スクショがやたらと肌色多めなので具体的な説明は控えようと思います!色んな事情がありますねん。ジー!ジョー!!©乙女戦士クルピヨン
念の為に、タイトルだけ挙げると……

  • あゆみちゃん物語

  • 同級生

  • 同級生2

  • 野々村病院の人々

  • 遺作

  • 放課後恋愛クラブ -恋のエチュード-

  • SuperDepth

潜水艦STGなSuperDepth

ヤバいね。うん、ヤバい。色々とヤバい。ソフ倫的にもnote的にもヤバい。表立って紹介できるの、SuperDepthだけ!かなり単純なSTG。色々と手を尽くして手に入れたパソコンで、一体何をしてるねん、この人。三國志Ⅲもやったけどあまり覚えていない。まぁ、高校生なんてこんなもん。とはいえ、本当に酷いぞ。

PCエンジンでシン・ゲーム体験

高校生になると、クラスメイトからPCエンジンを借りる事が出来まして。確か「ネオジオ買ったから、しばらく貸すねー」的な感じで。”ハードも高けりゃ、ソフトも高い”で有名なネオジオさんですので、PCエンジンはいらない子になったのでしょうか?彼、今でも格ゲー好きだし。ともあれ、PCエンジンを満喫することになりました。しかも、ウチにやって来たPCエンジン(コアグラフィックス)の後部には、SUPER CD-ROM²がついていたのです。噂のCD-ROMゲーム、やるぞ!やるぞ!やるぞー!!

天外魔境Ⅱ 卍MARU

ド序盤

1992年3月26日発売。そんなこんなで、手を付けたのがクリアまでのプレイ時間が80時間とか噂され、アニメみたいな体験が出来るという天外魔境Ⅱ。当然の如く、夢中になってクリア。いや、まぁ、凄いゲームでした。よく言われる「イベント等で流れるアニメが凄い」のもあるのですが、シナリオも凄い。凄すぎて、後継機での移植版ではシナリオやらタイトルに修正が入るほど。時代性もあるから仕方ないよね、うん。JRPGのおすすめは何?と言わるとFFⅣとコレかなぁ。

銀河お嬢様伝説ユナ

92年だもんね。仕方ないよ(何がだ)

1992年10月23日発売。少し雲行きが怪しくなるけど、ボイス付きのAVGゲーム。題材は未来でパワードスーツを着た女の子のバトル!キャラクターデザインは明貴美加さん!当時のオタク、大好物じゃん……。主役の神楽坂ユナさんのキャラクターボイスは、ジャンプ放送局でお馴染みの横山智佐。もちろんですが、真宮寺さくらの前ですよ……。

スターパロジャー

1面クリア絵

1992年4月24日発売。ぶっちゃけ、コナミがやってたパロディウスシリーズのPCエンジン版みたいなゲームで、ハドソン得意の縦スクロールSTGスターフォース風味。ステージひとつひとつがちょい長めなのが難点だけど、程よい難易度で気持ちよく遊べます。昨今の弾幕STGに疲れた貴兄に、是非。

超兄貴

謎世界観の超兄貴

1992年12月25日発売。ファミコンにおける”暴れん坊天狗”系STGなのですが(アレも横STGだね)、筋肉アブラカラメマシマシな世界観と、葉山宏治さんの手掛けるBGMが相まって、謎の興奮を得られます。特に音楽はゲーム音楽史に残すべき奇作であり快作。サントラアルバム『超兄貴-兄貴のすべて-』は一度聞いてほしい。ドイツ、ドイツ、ドイツ、ドイツ、ジャーマン!

ときめきメモリアル

PCエンジン版なので94年4月スタート

1994年5月27日発売。”ひきまは。”さんを語る上で外すことが出来ない、運命の一作。発売された年の暑い夏の日。大学受験に向けた勉強に疲れ果てたわたしは、付き合いのあった6つほど年上のオタク兄さんから、あるゲームを勧められていた。それが”ときめきメモリアル”。存在となんとなくのゲーム内容は、事前に手に入れていた体験版で知っていた。プレゼンを聞いたわたしは

「面白そうですね。欲しいけど、品薄なんでしょ?買えたら買いますよ」

と、軽く流していた。確かに当時のときメモは人気で売り切れ続出。よく出入りしてた阪神尼崎駅近くにある、本屋とゲームショップとサブカルっぽい雑貨が並んでいた”タイムブック”というカオスなお店でも売っていなかったし、他のファミコンショップでも売り切れていた。そして、もう一つ重要なことがあった。当時のわたしは生まれて初めて彼女(しかも2つ歳下でメガネっ娘)が出来て、人生史上最も浮かれていたのだ。今で言うリア充状態なのに、恋愛シミュレーションゲームなどにハマるわけがない。なので、さっきの対応だったわけです。……しかしながら数日後、先述のオタク兄さん(後に大学の教科書代をゲーム購入費やらに回して、そのまま中退する猛者)から恐ろしい情報が得られた。

「阪神甲子園球場の近くのゲームショップに売ってるで」

次の日、夏休みの部活を仏恥義理で休み、お金を握りしめ、片道4kmの道を汗を流しつつ自転車を飛ばすわたしの姿があった。無事購入した後のわたしは、異常だった。

リアリー、本当に?
ごめーん。ちょっと寝坊しちゃった。
一緒に帰って、友達に噂とかされると、恥ずかしいし…。

解かる人には解かる、このセリフの数々。部活も受験勉強もそっちのけで、きらめき高校に通い続けた。何度も入学して、卒業した。もちろん、彼女からは別れを切り出され、受験も全滅して、次世代機はときメモの移植が発表されたプレイステーションを選んだのでした……。

あのとき、ときメモをプレイしていなかったら?
順調に歳下の彼女と付き合い続けていたら?
受験勉強を真面目にして、大学に合格していたら?

全てはifだし、あるはずのない世界線。結局のところは大学に行けなかった代わりに、コンピュータの専門学校に入学、同志を集めて2年間遊びまくったし、就職もできた。受けた大学は、いわゆるFランだったので就職が時期的に大変だったはず。恋愛関係は10年ほど無くなるけど、サッカーにハマってからは、そういう話も一気に増えるし。次世代機はプレステを選んだので、そのままソニー信者になった。サターンならともかくPC-FXだったらどうしたのだろうか。

最近(だけじゃなく)、色々とアレな話が多いコナミさんですが、ときメモに関しては来年が30周年イヤーなので期待していたところ、まさかのTwitterアカウント開設。PCエンジン版発売29周年日には新規公式絵まで投下されました。

ん!?これは期待していいの?新作とか贅沢なことは言いませんが、1~4と1と2のスピンオフやら、対戦ぱずるだまとかを、現行機で遊べるようにしていただけると、とても嬉しいです。あとは時折混ざる某朝鮮中央放送のノイズに負けず聴き続けた文化放送の「もっと!ときめきメモリアル」シリーズのステレオドラマや、大量の作られたキャラクターソングをサブスクで解禁したり、デジタル販売してくれると嬉しいです。そうなれば、こんなに嬉しいことはない。

アムロさんもこの表情になるで!

そんなわけで、ネオジオとPC98とPCエンジンの昔話でした……って、お前がときメモの話をしたかっただけちゃうんかーい!な内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?前回、スーファミで切ったのもこの展開が予想されたからですね。この続きはまたの機会に。次はプレステやらサターンが出てくる94年の年末以降になります。3本目で現代まで辿り着くか、4本かかるのか判りませんが、この後もよろしくお願いします。では。

続きは、こちらからどうぞ。

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