発心正からざれば、万行空しく施す。
道元禅師
この言葉は、日本の禅宗の開祖である道元禅師によって述べられました。道元禅師は、13世紀に生きた僧侶で、禅の修行と教義に深い理解を持っていました。
「発心正からざれば、万行空しく施す。」の意味は、修行や行いが真の意味を持つためには、それを行う者の心が正しい方向に向かっていなければならないという教えです。
言い換えれば、正しい発心(心の決意や志向)がなければ、どれだけ善行を積んでもその行為は虚しいものになると説いています。
道元禅師は、単に外的な行為だけでなく、内面の心の在り方が重要であると教えました。この教えは、禅の根本的な理念である「本地妙心」や「正法眼蔵」の中で深く掘り下げられています。
言葉を通して、禅宗の修行者たちに真摯な心を持ち、その心から生まれる行いが真の実践となることを教えています。
#道元禅師 #正法眼蔵
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