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[6]ベネッセ創業者一族(その2) ~オープン・ソースから考える中国のサイレント・インベージョン

先回からの続きです。
先回はこちらの記事[5]です。

REI Foundation(レイ財団)

別の人物でも深刻な物を掘り当ててしまった経験から、何かあることは確信していましたので、調査範囲を広げてみました。
總一郎氏の妻のれい子氏が、REI Foundation(レイ財団)という物を立ち上げていることが分かります。

なるほど、文化支援なんですね。

REI Foundationメンバー(REI Foundation HPより)

メンバーの方を軽く調べてみます。Shizuka Arao氏、Simon Holden氏についてはこれと言った情報は無し。お二人ともアート畑の方のようです。Chimwemwe Sumani氏、Geeta Sethi氏、Masayoshi Tarui(樽井正義)氏は、左側の様です。Sethi氏は、国連人口基金の関連だし、樽井氏は慶応の先生で、権威がありますね。普通なら、ふ~んで終わると思うんです。ところが、ここにはある特有のパターンが当てはまります。
続けてお金廻りを調べてみます。

お金の動き

ニュージーランド総務省の公開情報からデータを調べます。

このAnnual Reportをダウンロードして纏めた表です。

REI Foundationの支出先と歳入(NZ$)

6年分ほどを抽出した結果、2020年以前は支出合計金額が記載額と若干合いませんでした。毎年の誤記か未記載の物があるようです。
Sumani氏の経歴と支出先から、活動の中心人物はこの人だろうと推測できます。
支出先が多いので、額が大きく継続して支出している物に絞り、調査をしてみます。10万NZ$以上だと、
・Docs4Schools
・Doc Edge Film Fund
・University Of Otago
の3つになります。手頃な数です。Aliveなんちゃらもあるのですが、特定できず。Doc Edge Film Fundを調べてみるとDoc Edge Rei Foundation Film Fundというレイ財団自身の基金のことの様で、Docs4Schools向けに作られたものでした。結局、
①Docs4Schools/Doc Edge Rei Foundation Film Fund
②University Of Otago
が主な支出先ということになります。


Docs4Schools/Doc Edge Rei Foundation Film Fund

では一体どんなことをしているのか。

レイ財団で紹介している動画があるので見てみます。

https://reifoundationlimited.s3.ap-southeast-2.amazonaws.com/site-videos/REI_DOCEDGE_SCHOOLS_191022.mp4

Doc Edge Rei Foundation Film Fundの動画のワンシーン

英語があまり分からない私でも、動画だけで何をしているのか理解できます。映像の威力は凄いですね。タビストック人間関係研究所でプロパガンダの手法として研究されていたのも分かります。白人が先住民を迫害して来たという、BLM(Black Lives Matter)運動にも似た分断工作の匂いがします。因みに、BLM運動の中心であるBFL(Black Futures Lab)は華人進歩会(Chinese Progressive Association)というチャイナマネーで運用されています。BFLの中心人物達がマルクス主義者であることを公言しているので、背後に中国共産党が居るのは丸わかりですね。

BFLのHPより

*Black Futures Lab is a fiscally sponsored project of the Chinese Progressive Association.

BFLのHPより

University Of Otago(オタゴ大学)

オタゴ大学を調べてビックリ。孔子学院を開設したという記事を2014年7月9日に大学HPに載せています。(Confucius Institute=孔子学院)

オタゴ大学HPより

孔子学院については、こちらの方がソースも提示しながら書かれていますので、参考にどうぞ。

有村参議院議員も委員会にて質問をされています。孔子学院は中国のスパイ機関として、各国から警戒されています。兵庫医大が孔子学院の閉鎖を決めて話題になりました。

FBIもスパイ容疑として捜査対象にしています。

いやいやいや、真っ赤ですね。でも、レイ財団と関係ないかもしれないですよね。もう少し調べてみましょう。

こちらに、オタゴ大の博士号の研究のページがありました。このページの中ほどにRei Foundation Scholarshipsなるものがあります。レイ財団で奨学金制度を行っているんですね。立派です(棒読み)

レイ財団奨学金

Rei Foundation Limited (RFL) は、人々の生活の機会を拡大し、グローバル コミュニティの一員として責任ある意思決定を行う能力を拡大する手段として、持続可能な人間開発を通じて社会変革を達成することを目指しています。このような奨学金は、関係する学生だけでなく、彼らの研究から恩恵を受けるより広いコミュニティの機会も拡大します。
この奨学金を提供することで、多方面にわたる研究を通じて世界の紛争解決や平和活動に貢献できる人材を育成することがRFLの目的です。また、これらの個人が、このプログラムを通じて得たスキルと知識を適用して、地域およびグローバル コミュニティに貢献できることを願っています。

グーグル翻訳結果

うんうん、立派です。どんな博士論文なんでしょうね。見てみましょう。
Peace, violence, and the everyday in the Maoist conflict in Junglemahal, India (2018), Monica Carrer
訳:平和、暴力、インドのジャングルマハールでの毛沢東主義紛争における日常
概要から抜粋「地元の人々の言説はしばしば国家の言説と矛盾し、平和と開発の支配的な言説がいかに日常的な形態の暴力を正当化したかを示しました。」おいおい・・・

Third-Party Coordination in Conflict Resolution: Views from Third-Party Practitioners in the Maoist Armed Conflict of Nepal and the Moro Conflict of the Philippines (2014), Prakash Bhattarai
訳:紛争解決における第三者の調整: ネパールの毛沢東主義武力紛争とフィリピンのモロ紛争における第三者の実務家からの見解
何故かリンク先が消失・・・

このように、Maoist(マオイスト、毛沢東主義者)に関する論文が有ります。他にも、「イスラエルにおけるパレスチナ人のレジスタンスの隠された可能性: イスラエルのパレスチナ人活動家のレジスタンスに関する根拠のある理論的研究」なんてのもありました。穏やかではありませんね。
各論文の概要のリンク先が無効になっているものが結構ありますが、確認できる何点かを見てみました。伝統文化破壊、無政府主義、アメリカ融和政策支持、暴力革命肯定の意図が見える物でした。左翼というより極左、革命予備軍育成機関じゃないですかね。
RFL scholar(レイ財団の奨学生で良いのかな?)が書いた論文が2つあります。
長引く紛争における市民社会活動家: 北アイルランドにおける集団間の平和構築に関与する動機の違いの説明(2017) レイチェル・ラファティ (RFL scholar)
概要などに目を通してみました。何が言いたいのか難解なのですが、全体主義の方向に誘導する内容に思います。
植民地の継続性:ニュージーランドとスペインのアオテアロアにおける反人種差別の研究Mahdis Azarmandi(RFL scholar)
同じく、概要などに目を通してみました。白人と植民地民の人種差別の内容で、上にあるDoc4schoolの動画に似ていると感じました。批判的人種理論Critical Race Theory)への誘導なのでしょうか。

纏めると、慈善事業という形で極左活動を支援しているという疑念(控え目に表現)が生じます。「考えすぎ」と思いますか?。分かる人ならアウトな事実だらけなんですけどね。
皆さんはどう考えますか?
REI Foundationは一旦終えますが、まだまだ続くんです。
(続く)

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