人を殺すのはいつだって人である。

 人間という生き物は、今この時代でこそ100年生きるといわれているが、遡れば昔の人類はものすごく短命だった。
 旧石器時代は平均15歳、弥生時代は平均20代。
 今でいえば1/5しか生きていない計算になる。
 15才なんて言えば、高校1年生くらいではないか。
 育ち盛りの楽しみ盛りにその寿命を終えたのだと思うと、如何ともし難い気持ちがある。
 まぁそもそもその時代に高校とかなんてないと思うのでそれは良いとして。
 いよいよ本題に少し触れてみる。人間を殺すのはいつだって人だという事である。
 当たり前のことではあるんだが、交通事故にしろ、自然災害にしろ、外的要因がなんであれ、その地形を作ったのが人間であったり、運転しているのが人間であったりするわけだ。屁理屈だろそんなのと思われる方もいるのだろうが、これまたよく考えるとそんなに簡単な話でもないんだろうなと筆者自身は思っている。

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