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長谷川恭久さんのAutomagicに出演しました

長谷川恭久さんのPodcast、Automagicに出演しました

出演させていただくのは(たぶん)3回目くらいで、僕個人としてのキャリアの節目でちょうど声をかけてもらっています。おかけで自身の振り返りだったり、あるいは自分とやっていることの価値に向き合う良い機会を毎度与えてもらっているように思います。

長谷川恭久さんのこと

couldというブログは見たことがあっても、その筆者である長谷川恭久さんがどういう方なのかはあまり知られてないかもしれません。

記憶を遡ると、僕がWeb、HTML/CSSやデザインを学んでいる頃からWebのデザインの分野で活躍されていて、当時から彼のブログや書籍、セミナー講義でたくさんの学び、インスピレーションを得てきました。彼は企業の中にはいって、課題発見をし、解決のためにアドバイザーやワークショップなど形で、プロダクトデザインあるいは組織デザインに関わる仕事されています。過去には弊社でもミニセミナーのようなこともやっていただきました。

こうした彼の活動は、今の僕がやっていることに非常に近いものがあります。僕の場合は事業会社の中の人間としてではありますが、プロダクトや組織における課題を発見し、それを解決するためのデザインやエンジニアリングにいつも頭を悩まし、楽しんでいます。

「つくらねばならない」という呪い

本編や最近のAutomagicでキーワード。「つくる」こと=成果物を作り上げること自体が目的になってしまう、というような話。これはそのつくり手自身、例えばデザイナーがそれを目指してしまうこともあるし、周りがデザイナーにそれを求めてしまう、という背景があります。特に、クリエイティブとして目で見たり、直感的に感じたりできるものを成果物としてしまうと起きがちなことです。

そうならないために、ビジネスのことを理解するとか、エンジニアリングを理解する、という話もよく聞きますが、それはそれで大事かもしれませんが、デザイナーとしての課題への取り組み方や、「つくる」ことの姿勢が鍵なのではないかと思います。OnScreen Typography Dayに登壇された有馬トモユキさんのセッションでは「編集力」というのがキーワードのひとつであったことが思い出されます。僕らが関わるデジタルプロダクトのデザイン、またはWebサービスのようなものであれば、動的なデータの扱いや運用、パフォーマンスやアクセシビリティといった点とのバランス、ビジュアルデザインとのトレードには「編集」が必要だということです。
そのために、結局のところあらゆる要素を捉えて「思考」と「実践」を反復できるかどうかで、まぁなかなか大変ではあります。

ただこの「思考」と「実践」を、実は多くのデザイナーが頭の中ではおこなっていることも多いはずです。しかし、それを言語化するということが得意ではない、あるいは時間がないことを言い訳に怠る、ということも多いのではないかと思います。少なくとも言語化するということは、チームでの開発やデザインにおいては、その再現性や一貫性、あるいは拡張に必要であり、これを欠いては長く広く愛されるものをつくることは容易ではないでしょう。

一方、「つくる」、言い換えると具体化する能力に優れたデザイナーのことはとても尊敬しています。僕が好きな同僚デザイナーの言葉を借りると、彼はこのように言っています。

僕はこだわるが、執着はしない。

こうしたデザイナーの頼もしさと、あるいはぶつかり合うことはそれはそれで楽しいものです。

僕は何をしているのか

こうして振り返ると、僕がやっていることは、人のコミュニケーションや組織のデザインやエンジニアリングということをAutomagicでいただきましたが、言語化の手助けや、編集という仕事をしているのかもしれません。僕自身のことは、過去のnoteにも書いたので、興味があれば見てください。

あとはゲームの話をしました

恭久さんとの共通点としてゲーム🎮が好きという点もあり、アフタートークでは、今プレイしているデス・ストランディングに触れています。2019年と2020年前半は大作続きで、楽しみやら困るやら、という気持ちです。

Automagicを聴いてみよう

僕のも聴いてもらえたらありがたいですが、いろんな環境や業界で働くデザイナーやデザインに近い人などがゲストが多く出演するPodcastなので、聴いたことがない人がいればぜひ聴いてみてください。

明日の元気の素になります。