昼寝して起きたら、目が開けられなかった話

とある日曜日、お昼ごはんを食べて、kindle 読んでたら眠くなってきたので、そのままウトウトそのまま眠りに...

目が覚める、あっ、寝落ちしてたのか、あれ?今何時だ、外見よう、目に激痛が疾走る。いっでぇええ

あまりの痛さに声が出る、涙がボロボロでて、目が開けられない

寝ているうちに、何かが目に起こったらしい、めちゃくちゃ痛い

激痛をこらえつつ目をつぶったまま、手探りで洗面所へ行き目をまぶたを引っ張り目をこじ開けて観察してみる。充血している、そして、目が開けられれば視界があることを確認できた(涙ボロボロ)。

ここから、どうしたらいいかパニックになる。3秒目を開けるのでもめちゃくちゃ辛いのに、どうしたら病院にたどり着けるのか、そもそも日曜日にやっている病院はどこなのか?救急なのか?

スマホのディスプレイを見ようにも文字が打てない、そうか Alexa 使えばいいのかと Alexa に訪ねてみるも「ごめんなさい、今は分かりません。」今分かってくれないとほんと困るんだよ。あまりの激痛に失明したらどうしようなんて恐怖心も出てきて焦る。

もう自分じゃどうにもならない。ここで、助けを求めることにした。誰がいいかを考える。もしかしてここから悪化して自分で動けなくなる状態になるかもしれないことを考えて、近くに住む同僚に slack call をかける。

事情を話す、日曜日だし救急しかやってなさそうということで、救急相談センター #7119 を教えてくれた。救いの手だ。感謝である。

#7119 にかけてみる、担当の相談の方が電話口に出られて質問をされた。いつから、どんな症状か、熱はあるか、自分で動けるか。一通り質問が終わり「眼科の救急外来がある病院を電子音声でアナウンスします。メモの準備をしてください」と言い出して、自分はびっくりする。メモなんてできる状態じゃないのである。

仕方ないので、iPad のボイスメモを立ち上げて、音声ガイダンスで案内される病院名と電話番号を復唱していく、何だこの状況...

なんとか近くの救急病院が分かったので電話をかけてみる。休日診療になるので8000円追加料金がかかることを聞かされつつ、眼科の外来の先生に電話がパスされる。

眼科の先生は、症状を聞き、動けるのであれば救急でなく、日曜日でもやっている眼科に行くといいと教えてくれた。コンタクトレンズの販売店に併設されている眼科は土日でも営業しているらしいく、そこに行けば休日診療の追加料金を払うことなく診断が受けれるとのこと。言われてみればそうである。ただし、救急の先生は、具体的な病院名は伝えられないらしい(どこの決まりなんだろう)。

ということで、タクシーで土日にやっている眼科を目指すことにした。

iPad の Google Map に音声入力で眼科を探す、なんとか見つかった。

タクシーは、Japan Taxi のアプリで家の前まで迎車を依頼する。

10分もするとタクシーの運転手さんがインターホンを押してきて、助かったーとなる。タクシーに乗って眼科へ...

眼科では、なんやかんや、診断を受けて、痛い止めの目薬を打ってもらうと痛みが収まり、なんとか常時目を開けられるようになった。ここでかなり安心した。診断は、極度のドライアイで目の表面に傷がついたというものだった。コンタクトレンズをしてひどく乾燥すると発生する症状らしいが自分はコンタクトをつけていない状態でもなってしまった。相当部屋が乾燥していたらしい。

対策としては、部屋の湿度を上げるほか、ストレスとか、疲れとかを貯めないようにするぐらいしかなさそうな様子。なんで急にこんなひどい症状がでてしまったのかは、納得できないままでしたが、なってしまったからにはしょうがないという感じですね。

処方された薬が目薬2本と、目に塗る軟膏でびっくりした。軟膏なんてあるんですね。

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普段から、 「目」と「指」でものづくりしている我々、いきなり光を奪われたとき何ができるのか。なにもできない無力さと、体の当たり前の大事さを感じる、痛みと学びの日曜日でした。



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