見出し画像

ChatGPTのシンプルプロンプトに萌える Part6 〜『Inferential Exclusion Prompting(IEP)』をテキスト記法化〜


以下、X(旧Twitter)のポストに「複数の条件を考慮させる(非線形的)プロンプト手法『Inferential Exclusion Prompting(IEP)』が考案されました。」とあります。

質問を推論し、その前提を確認し、推論と前提に矛盾がないか確認して、最終結論を導くというステップのようです。すごいっすね。


テキスト記法プロンプトで実行してみる


Inferential Exclusion Prompting(IEP)の実行手順は以下のようです。

実行手順:
1. ユーザーは複数の選択肢が回答されるように質問します。
2. LLMは複数の選択肢を回答します。
3. ユーザーは、その推論が真だとした場合、前提は何か尋ねます。
4. LLMは前提を提供します。
5. ユーザーは、さきほどの選択肢とそれらの前提とが矛盾しているかどうか尋ねます。
6. LLMは、矛盾するかどうかについて説明します。
7. 最終的な答えが何か尋ねます。
8. LLMは最終的な答えを提供します。

上記Xのポストより

上記の実行手順を要約すると以下かと思います。

1.ユーザーが複数の推論が回答されるように質問し、LLMは推論します。
2.LLMは、推論の前提を提供します。
3.LLMは、推論と前提に矛盾がないか確認し、最終的な答えを提供します。

筆者が要約


要約した実行手順に複合思考を加味し、プロンプトをテキスト記法で表現してみました。

consider[inferences; >3] about{{user questions}}, consider[premise; inference], consider[premise; inference; contradiction; final_answer]
maximize synergy; Thinking methods: Tree of Thoughts, Lateral Thinking, Critical Thinking, Foresee and Reflect
Language: JA

user questions: 太平洋戦争勃発の原因は何?

※user questions: は任意です。質問を推論する数も任意です。


上記を実行した結果(例)は以下の通りです。

考え方の方法に基づいて、あなたの質問に関するさまざまな推論を提供します。

前提:  太平洋戦争の勃発には多くの要因が絡んでいますが、主要な原因としては日本の拡張主義政策、資源の欠乏、国際的な緊張、特に日中間の対立などが挙げられます。

推論: 
1. 拡張主義政策:  日本の拡張主義政策は、国際的な摩擦を引き起こす可能性が高かった。日本はアジアで領土を拡大し、資源を確保しようとしたため、周辺国との対立が生じた。

2. 資源の欠乏:  日本は資源が不足しており、特に石油や鉄鉱石の供給に依存していました。これらの資源の確保のためには拡張が必要であり、これが紛争の要因となった。

3. 国際的な緊張:  国際社会での緊張が高まり、特に日中間の対立が激化した。これらの国際的な緊張が戦争の原因となった。

4. 日中間の対立:  日中間の対立は、日本が中国に対して侵略的な行動を取ったことから始まりました。この対立がエスカレートし、太平洋戦争の勃発につながりました。

矛盾:  これらの要因が太平洋戦争の勃発につながったと言えますが、戦争の勃発に関する詳細な議論は歴史的な文脈に依存します。異なる歴史家や専門家の間で異なる意見が存在します。

最終的な回答:  太平洋戦争の勃発の原因は多くの要因が複雑に絡み合った結果であり、拡張主義政策、資源の欠乏、国際的な緊張、特に日中間の対立が主要な要因でした。


よくよく吟味したいことに使うとよいかもしれません。


よろしければサポートお願いします!