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【就活】鉄オタは鉄道会社に就職出来るのか?

どうも、暇人でんです。こんなことを聞いたことはありませんか?

鉄オタは鉄オタと隠し通さないと鉄道会社に就職出来ないので、面接やESにそんなことは書かないほうがいい

これよく聞きますし、私も親からもそう言われてました。しかし、私が就活を経験した上で言えることは今の時代こんなのマジで大嘘です。そんなトピックについて書いていきたいと思います。


鉄オタであることを伝えても、就活でマイナスにはならない

私が就活をして感じたことなのですが、「鉄オタだから落とす」っていう会社はまず無いと思います。特に大手の鉄道会社ほど、その傾向が強いように思います。実際に私はエントリーシートに大学でのサークル活動を鉄道研究会と書いて難なく通過しています。面接でも鉄道に対する熱意を伝えて通っています。また、鉄道を専門とする高校や専門学校の進路先はほとんどが鉄道会社であることから、鉄道好きだから落とされるということはほぼ無いと考えて良いと思います。

逆に企業への理解、それから働き方の雰囲気なんかもオタクをやっていると掴めてくるので、そういったところはむしろプラスに働くと言っても良いかなと思います。また、鉄道好きなら離職する可能性が低いとも見られると思います。そのため正直に面接官に向かって「鉄道が好き」と伝えるのは悪くないかなと思いますね。

でも鉄オタは鉄道会社に受かりにくい

さて、私もマイナスにはならないな、と思いながら鉄オタを明かしながら就活を進めて行きましたが、結局私は鉄道会社に落とされました。なぜなのか。

まず鉄道会社がほしい人材は鉄オタではなく、有能な人間なんだと思います。私が考える鉄道会社で働く上で重視されることは以下の3つです。

・周りの人間とのコミュニケーションが取れる人間
・規則を守ることのできる人間
・勉強の出来る人間(特に技術職)

まず1つ目の周りの人間とのコミュニケーションが取れる人間です。これが鉄オタの落ちる1番の原因だと思います。鉄道は24時間365日どこかで誰かが仕事をしているいわば交通インフラ企業です。これを支えるのは運転士や車掌はもちろん、司令、電気、土木、保線 etc…とにかく多くの人が連携しあって物事を進めています。そのため周りとのコミュニケーションが一番大切で、お客様であっても、仲間内でもそういったことが出来る人間を欲しがっています。そのため、体育会系のクラブや吹奏楽などグループで目標をもって活動する団体に所属していた人間のほうが断然受かりやすいです。鉄オタはそこが弱いため熱意はあっても落ちやすいと思います。

次に2つ目の規則を守ることのできる人間です。まあこれは鉄オタ全体では無く、一部の鉄オタに当てはまることですね。鉄オタって世間からは本当白い目で見られているんですけど、長い期間趣味をやっていて思うのはああいった行為をする人間って全体の1~2割くらいだと思うんですよね。多くの人間は被られた(目当ての列車を撮ろうとしたら遅延等で対向列車と重なること)のをネタにしたり、世界各地へ飛び回ったり、ひたすら模型いじりをしたり、資料を読み漁り国鉄型の知識を深めたり、ひとり旅に出て沿線の風景をぼーっと眺めたり、一般人が到底買わないであろう面白い乗車券を買ったり、水と絡める写真を撮るため入水したり…。そんな周りに迷惑をかけない人間のほうが大多数です。先程も言いましたが業務はチームワークなので、自己中がいたら落とされる確率は高いように思います。

最後3つ目は勉強の出来る人間です。特に鉄道会社の技術系職はここも大事になってきます。もちろん運輸系、事務系でもここは重視されます。いくら鉄道が好きでもその人が勉強という過程でどれだけ実績を残せたか、は少なからず見られます。私の場合は留年しているのでここを見られて落とされた企業が存在しているように思います。

この上記3つを満たしてかつ、鉄道が好きなら全然余裕で通ると思います。しかし、まあ鉄オタというのはこの3つの少なくとも1つは欠けていることが多く、落とされやすいんだと思います。

また、採用担当が鉄道ファンをヘイトしている場合は通りにくいかもしれません。鉄道会社は鉄道好きだけではなく、潰れないインフラ企業、公務員に近い立ち位置にあります。そのため、そういった業界を目指している方も鉄道会社の中にはいらっしゃいます。そういった方が採用担当になった場合、他の学生のほうが優先されてしまう可能性はあるかもしれません。

鉄オタが鉄道会社に受かるためにすべきこと

そんな上記の修羅場を超えてどうにか鉄道会社から内々定をいただくことができました。私から言えるアドバイスは以下の通りです。

  1. 面接対策はしっかりとしておこう

  2. 勉強はしっかりしておこう

  3. チームでなにかに挑戦をする活動を経験しておこう

特に3つめのチームでなにかに取り組むというのは経験しておいたほうが良いと思います。運動部が無理なら、アルバイトでもいいし、Youtuberでもいいし、同人誌作成でもいいし、とにかくこういったキラキラ青春をすごしたほうが人生のためにも良く鉄道会社にも入りやすいと思います。また、ここであげたことは別に他の業種にも通用する話題だと思いますので、やって損は絶対に無いです。

さいごに

会社によって違いますが、鉄道会社に勤める鉄オタは必ずいます。そのためタイトルに対する答えとしては「就職はできるが努力が必要。熱意だけでは受からない。」が正しいのかなと思います。鉄道が好きだから鉄道会社に就職したいという方は、就活から目をそらさずに自分に足りないことを色々とやってみてください。
私が結局、鉄道会社に行ったかどうかは秘密にさせていただきますが、皆様ならいい会社に行けるハズです!応援しています!

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