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自宅試飲会〜写仏部部長が酒占いで部員を占います

日曜は昼間から家でDABADA、Himashunです。

今日、写仏部員のあやのんさんが私のことを描いた(書いた)記事をあげてくださいました。

強烈な酒呑みキャラが定着している私、抹茶と交互に酒を飲み干そうとする無茶にも程があるHimashunの絵を描いていただきました。

その私が描かれた絵なのですが、「上喜元」と書かれた酒瓶を持ってまして。

あやのん部員が最近呑んだ山形の日本酒だそうです。

なんかコメント欄でお酒の話をしてたら、無性にお酒が飲みたくなり、地元の商店街の酒屋に行きました。

そこで思ったのが、「あっ、酒って色々な都道府県があるんだな。部員全員の所在県分かってるし、部員の地元の酒でも呑んでみるか」と。

そこで買ってしまいました、それがこちら。


お隣はやっと一歳、うちの猫・政宗くん(メス)

重かったですねぇ。

まあ、山に行く時はコレの10倍重いので楽なもの。

部員とともに紹介しましょう、今回試飲するお酒をーーーー。

青森県「田酒」ーーーあやのん部員

長野県「神渡」ーーーつきふね部員

東京都「嘉泉」ーーーpopo部員

福島県「口万」ーーー江口部員

さて、このお酒たちをただ飲むだけでは勿体無いので、ちょっとした遊びをしながらやりましょうか。

名付けて、「酒見式」!

一種の酒占いです。

私の大好きな漫画、HUNTER×HUNTERには「水見式」という儀式があります。

コップいっぱいの水に「念」を込めて手をかざすことで起きた反応(水が増えたり揺れたり)で、自分の能力を判別するというもの。

これに倣い、「酒見式」は、各部員の出身県の酒を私が呑むことにより、各部員の性格を占うことができます(?)。

まあ、その県一つでも色々な地域がありますし、どんな米を使っているかでまた味は違うんでしょうが、此度は部長セレクトのお酒でもって判断させていただきます。

では、さっそく占っていきましょう。結果は最後にまとめて公表します。


ちなみにツマミは、白米笑。

別にツマミを買い忘れたわけではなく、ワタシは白米をおつまみにするのが好きなのです。

以前は飴をつまみにしてまして、パインアメとか最高だったのですが、一瞬で虫歯になりまして…。

白米はオススメですぞ!

まずはあやのん部員の住む、青森を代表するお酒、田酒(でんしゅ)から。

青森市内の西田酒造が作ってます。

純米大吟醸で精米歩合は45%、グレードの高いものを買いました。

酒屋では売り切れ寸前で、おひとり様一品までと書かれていましたが、そんなに人気なのでしょうか。

お猪口は備前焼を。

それでは酒見式、やっていきましょう。

どれ、まずは一口…。

ふむ。

一見してすっきりした、澄んだお味です。

本当に軽いタッチですのでどんどん呑めてしまう(後が危ないヤツ)。

ふんわーりとした香りがいたします。

ほのかな感じなんですけど、一方でキレもありますね。

後味が全く残らないのも素晴らしい。

自分、あまり青森のお酒に明るくないのですが、こういうの、結構好きです。

フルーティすぎず、辛すぎず、スッと消えていくような、ジワリと腹を温めてくれるお酒。

貫徹された美学を感じる味であります。


続いては、信州のお酒「神渡(みわたり)」に行きましょう。

つきふねさんお住まいの伊那からは電車で40分、岡谷にある豊島屋さんの製造です。

純米大吟醸、精米歩合は39%という磨かれぶり。

名前の「神渡」、由来は冬の諏訪湖が凍結すると、夜間に鋸上の亀裂が走る「御神渡り」からきています。

諏訪大社の神様と結びつけられる、科学的にも稀有なこの現象に因んで名付けられた「神渡」。

どんなお味でしょうか、呑んでいきましょう。



うちの政宗くんにお酌して欲しいのですが、今日は手酌で。

並々入れたところで、呑みます。

ぐっと一杯。

お味は?

うむ、こちらも先の「田酒」同様、軽やかタイプ。

ただ、キレを感じるというよりは、まろやかさの方がまさります。

そして胃の中でじわーっと染み渡るタイプです。

呑んだ後の残り香もいい感じ。

割に最初強いのかな、と思いながら呑んでいくとだんだん舌に馴染んでいくのがよく分かります。

宙に消えていく霧のように儚い後味もとってもいいもの。


次のお酒!

popo部員の住む東京の「嘉泉(かせん)」です。

東京西部の福生にある田村酒造場が造ってます。

生酒で精米歩合は荒めの60%。

そう、東京にも酒造があるんです。

奥多摩から来る清流、多摩川の水を利用したこの地域のお酒、是非オススメであります。

多摩川の源流は甲州、武州、信濃の三県境にある甲武信岳。笛吹川、千曲川、そして多摩川の最初の一滴を育みます。


はい、呑みましょう。

さっきの二つは純米大吟醸だったのでマイルドな味でしたが、こちらは生酒なのでね、大分印象は違うでしょう。

では、いただきます。

ふむふむ。

うん、辛口です。しかも相当辛いですね。

一方で香りも強いです。香りだけで酔いそうなくらい。

これはつまみのご飯とよく合いそうですな。

かなりチビチビ呑んだ方が良さそうです、味も濃いので。

とっても五臓六腑にしみわたるので、気持ちよく酔えるお酒でしょう(呑み続けたらどうなるかはナゾ)。

純米大吟醸ばかり呑んでいる私ですが、このお酒、けっこう好きです!

是非山に持っていきたいですねぇ。

最後は、江口部員の住まう福島の「口万」。

コレ、なんての読むのかというと、こう書いて「ロマン」。

ロマンチックのロマンです。

福島は南会津の田島からさらに山に入った秘境にある、花泉酒造が製造しています。

純米大吟醸、精米歩合は50%です。

福島にも会津、中通り、浜通りとありまして、それぞれ違った文化が栄えています。

江口部員は中通りなので、この奥会津のお酒には馴染みがないでしょう。

ただ、江口部員は自他ともに認める「ロマンチック・フォトアーティスト」なので、「口万」という名前の酒がピッタリ!と思いまして。

このチョイス、果たしてどう出るか。

ロマン、であって間違ってもクチマンではない!

否、この字はカタカナの「ロ」なのか、漢字の「口」なのか…。

それともダブルミーニングということなのだろうか?

まあそういう考察はいいから、早く呑みましょう。

おお、呑む前から香りがいい。

では呑みます。

ゴクリ、と。

あー、めっちゃフルーティです。でも舌に残らないです。

なんかフルーツポンチみたいな香りです笑

なんとも癖なく呑みやすいのです。

実にマイルドなお味なので、日本酒が苦手な方もコレを呑むとイメージが変わるかもしれません。

なるほど、なるほど。

それでは四人のデータが揃いました。

荒れ狂うHimashunとあやのんぽんぽこ。

結果発表のお時間。

部員四人の「酒見式」はいかがなものだったでしょうか。

以下にご紹介。

あやのん部員(田酒)
ーーーさわや〜か、爽快タイプ。何もかも竹を割ったように清々しい。

つきふね部員(神渡)
ーーースッと溶けこーむタイプ。万事がスムーズに上手くいく。

popo部員(嘉泉)
ーーー酸いも甘いもタイプ。経験こそがものを言う。

江口部員(口万)
ーーーフレンドリーで軽やかタイプ。誰にでも優しくできちゃう!

っていう感じでした。

あとは部長がおいしくいただきますのでー。

皆様も「酒見式」やってみてはいかがでしょうか。

あの人の出身県の、自分で選んだお酒を試飲するだけで、彼・彼女のことがよく分かるかも。

以上、私はダバダに戻ります、さよならー。

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