マガジン

  • ナ・ラ・デ・ハ

    神と仏の坐す日本のまほろば、奈良への愛に満ちたクリエイター様方の記事を蒐めていきます。奈良ならではの寺社・お祭り・伝統工芸・食文化などを取り上げた記事が対象です。

  • note写仏部の活動記録

    note上でやってる部活、写仏部です。仏様を写し描くことで内観や画業上達、日々の充実などを目指します。ゆる〜く活動中。我々は部員を募集中です。写仏やろうぜ!

最近の記事

八ヶ岳の日本一遠い居酒屋、青年小屋でダバダ中。おいしい空気とおいしいお酒!いただいてます。

    • 堀辰雄『大和路・信濃路』を逍遥する

      昔、文学にかぶれていたことがあります。 とにかく古典、と名のつくものはなんでも好きで、ギリシアの哲学から近代の私小説まで読んでました。 大学の授業なんて真面目に出ず、就活もせず(親父の会社があったので笑)、独りで自分がうなづける考えと出会うために毎日大学の図書館に行っていました。 大学の前半は快活で友達が多かった私ですが、だんだんせせこましくなってくる周囲が本当に嫌で、絶対就活なんてしない!と思って距離が出てきたのです。 今思えば就活だって新卒なら一度きりなんだし、や

      • @山種美術館

        • 『枕草子』の「草の花は〜」に草木染めと襲(かさね)を想う

          今日は大河ドラマにかけてタイムリーな話題?『枕草子』の話を。 最近春の花があちらこちらで咲いていますね。 昨日は藤と桐の花を見ました。今日はモッコウバラやツツジ、あとアヤメも見た気がします。 こう言う時期は花を愛でたくなるもの。 ふと思い出すのは、平安時代きっての教養人女性、清少納言。 彼女の随筆『枕草子』は洗練された美意識の記録であると同時に、キャリアウーマンの書いた痛烈ながら軽快な読み物とも言えるでしょう。 サバサバしていて、後を引きづらず、はっきりとものを言

        八ヶ岳の日本一遠い居酒屋、青年小屋でダバダ中。おいしい空気とおいしいお酒!いただいてます。

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        • ナ・ラ・デ・ハ
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        • note写仏部の活動記録
          39本

        記事

          「ガロの追憶」を追憶する〜ジャズ刺繍

          クリエイターのEijyoさんがこんな記事をあげていた、昨日の夜。 Eijyoさんの書かれた詩、是非見ていただきたい。 なんとブルーな追憶に満ちていることだろうか。 そこに登場するコーラ?は中々シュールではあるが、炭酸飲みつつジャズ喫茶も乙な気がする。 そんなEijyoさんのフォービートが今日になって私に伝染したのだ! 不思議なもので、ブルーノートは伝染るんです。 今日は私もダバダしながら、「ガロの追憶」を追憶したい。 ついでにEijyoさんとジャズ喫茶その他をは

          「ガロの追憶」を追憶する〜ジャズ刺繍

          みなかみ温泉旅〜桜とトレッキング、そしてちょっぴりお酒

          群馬で三日ほど湯治をしてきました。 群馬は本当に良い温泉が多いです。 草津のようなメジャー温泉もあれば、四万のような鄙びた温泉もあり、さらには法師のような一軒宿の秘湯温泉もありまして。 個性豊かな温泉に魅了される方は多いはず。 その中で今回私が訪れたのは、谷川岳の麓にあるみなかみ町の秘湯、川古(かわふる)温泉です。 ここは知る人ぞ知る名湯、とりわけ心の病には効くそうです。 私はちょっと三十代にして体にガタが来たので、スケッチやトレッキングついでに訪れることといたし

          みなかみ温泉旅〜桜とトレッキング、そしてちょっぴりお酒

          自宅試飲会〜写仏部部長が酒占いで部員を占います

          日曜は昼間から家でDABADA、Himashunです。 今日、写仏部員のあやのんさんが私のことを描いた(書いた)記事をあげてくださいました。 強烈な酒呑みキャラが定着している私、抹茶と交互に酒を飲み干そうとする無茶にも程があるHimashunの絵を描いていただきました。 その私が描かれた絵なのですが、「上喜元」と書かれた酒瓶を持ってまして。 あやのん部員が最近呑んだ山形の日本酒だそうです。 なんかコメント欄でお酒の話をしてたら、無性にお酒が飲みたくなり、地元の商店街

          自宅試飲会〜写仏部部長が酒占いで部員を占います

          noteという運命に導かれて✨

          啐啄同時(そったくどうじ)という言葉があります。 禅語で、「またとない好機」という意味です。 啐は鳥の雛が卵の中で鳴くこと、啄は親鳥が外から卵をつくことを意味し、雛が卵から出ようとする時期に、親鳥がちょうどよく卵を突いて出してあげることです。 この言葉、確か茶道をやっていて茶掛で見たような気がします。(茶道は掛け軸の文字が禅語であることが多く、知っている必要があります) 素敵な言葉だなあ、と思いつつ、ワタシは今がまさしく啐啄同時の時期かなと思っています。 というのも

          noteという運命に導かれて✨

          伊那にはホンマもんの桜がありました。

          写仏部部長のHimashunです。 先日、信州は伊那在住のクリエイターにして写仏部員のつきふねさんのお誘いを受け、日帰り弾丸ツアーに行ってまいりました。 伊那は信州でも南信と呼ばれる地域。松本や長野、上田に比べると知名度は低いですが、なんとも風光明媚な景色が広がります。 南アルプスと中央アルプスに挟まれ、心地の良い風が吹き付ける、不思議な土地でもあります。 私は今回が初の来訪でした。世に名高い伊那・高遠の桜は見てみたかったのです。 今回は写仏部の結んだ素敵なご縁があ

          伊那にはホンマもんの桜がありました。

          サクラ探す旅へ→降誕会の日の鎌倉

          今日は鎌倉へ観桜、Himashunです。 神奈川には色々観光地があれど、最近は鎌倉が人気。 学生だった頃は私も授業のない日によく通ってました。 あれから10年ちょいが経ち、私の知ってた鎌倉もだいぶ変わってしまい、足が遠のいた時期もありました。 でも最近はお寺や仏像への理解が深まり、あの頃とは違った見方で散策できるかなと思い、再び行くようになっています。 明日は雨、桜が散る前にどうしても訪れたかったので、行ってきちゃいました。 花盛りだくさんのレポートです、どうぞご

          サクラ探す旅へ→降誕会の日の鎌倉

          写仏部部長による部員紹介✨

          最近写仏をしない写仏部部長、Himashunです。 「写仏部」というワード、noteでちょっとづつ浸透してきていますね。 これも部員たちが有能なおかげ。ありがとうございます♪ さて、今写仏部には私を含め8人ほど部員がいるかと思います(幽霊部員も無論含めます)。 とりわけ、エース格三名(野球で言ったら表ローテでカード3タテ計算できますわ)と飛車角の写真班一名とはとっても仲良くさせていただいています。 四名とも、私よりもはるかに素晴らしい記事を書き、フォロワー数もずっと

          写仏部部長による部員紹介✨

          朝鮮の仏像周遊〜三国時代の半跏思惟像、統一新羅、高麗を中心に

          仏像史カタリビト、Himashunです。 第一回は中国の仏像を特集いたしました。 中国仏が日本の仏像に与えた影響について、何らかのアイデアをみなさまに与えられたら幸いです。 さて、今回はまだ日本の仏像には行かず、お隣朝鮮の仏像について取り上げます。 正直言って朝鮮の仏像史、に限らず美術史はまだ発展途上です。 やはり政治的な問題(南北分断や近年までの開発独裁など)が大きいかと思いますが、その分大いなる可能性が眠っているのも韓国・朝鮮の美術史でしょう。 これからの研究

          朝鮮の仏像周遊〜三国時代の半跏思惟像、統一新羅、高麗を中心に

          浮世絵、神宮、そして招き猫づくし!

          今日は都内でお散歩してきました。 太田記念美術館→明治神宮→豪徳寺、と行ってきました今回の散歩。 気の向くままの無計画な行程でしたが、大満足でした。 曇りの天気ながら桜は綺麗で、お花見も楽しめました。 どうぞご覧ください。 おつかれ様でした。 沢山歩けて、美術鑑賞もできて、寺社参拝できて、楽しかったですね♪ またよろしければお付き合いください。ありがとうございました。 オマケ。 酒場ではなく、家でダバダ。 ようこそ、豪ちゃん!(注:招き猫に名前つけました、

          浮世絵、神宮、そして招き猫づくし!

          桜の森で、花見と野点。

          今日は小石川植物園に行ってきました。 目的は花見、そして野点です。 小石川植物園は桜の穴場スポット、平日なら割りにゆっくり花見を楽しめます。 桜を見ながら抹茶をいただく、乙なリポートをお送りします。 どうぞお楽しみくださいませ。 野点花見の感想: 皆さん、団子より花?野点には目もくれず。 それだけ花が綺麗だったということですね。 今度は着物着て行こうかな…。 以上、リポートでした。 おまけ。 近くの白山神社のにゃんこ。 沢山の方に見られてもこの居眠りよ

          桜の森で、花見と野点。

          @小石川植物園

          @小石川植物園

          中国の仏像を見るー歴代の石仏、金銅仏、石窟を中心に

          写仏部部長、Himashunです。 本日より十回ほどに渡り、仏像史を講義させていただきます。 本当に講義するほどの立場の者では全然ないのですが、下手の横好きが高じた、教授ごっこ程度のものだと思っていただければと思います。 仏像というとどんなイメージを持たれるでしょうか。 謎めいていて、崇拝の対象で、美しい…。 個人差はあると思いますが、だいたい理解できるものだと思います。 でも歴史、仏像の歴史を知ると、またそういった観念が変わったり、一層深まったりするかもしれませ

          中国の仏像を見るー歴代の石仏、金銅仏、石窟を中心に