二日目 20220113

時間感覚が薄い聞き方をしてしまったので、一つ一つのまとまりに注目してもう一度通しで聞き直す。
一曲目、アルバムのオープニングトラックはインターフェイス的役割が大きいので、大体ガツンと来るもの(なぜかアクモンのBrianstormを想起した)か、アブストラクトなもの、Skit的なものかの二択のイメージがある。(そして反例もたくさんある。)これは後者。
二曲目、もったりしたビートでブルース的なオルガンってこういうことかと思いつつ、Grapevineとかをよく聞いていた中学二年の五月の曇天を思い出す。
三曲目、かなり急なテンポチェンジで、昨日も思ったけれどここの緩急の部分は好き。
早めのシーケンスパターンにゆっくりとエフェクトをかけていくところがアシッドっぽいって思った。
四曲目、目覚まし→柱時計の部分は昨日も印象的だった。アラームに飼い慣らされている。ドンカマの音は昨日時点では拾えなかったので、そこに注目して聞くイントロは昨日よりもよく聞こえた。Aメロ以降は二曲目に似た感想しか持っていない。などと思っていたら二曲目に戻った。
五曲目、大人しいピアノから盛大な感じでディーバでございって感じの人が気持ち良さそうに歌った後、トーンダウンしてしっとり彩るようなやつ。
ゴスペライズされた歌声は自分の中で権威化されている音楽って感じがして嫌いなのね。
六曲目、キャッシャーの音で始まる。moneyって言ってるし。
七拍と八、六拍の複合拍子だったりするところから、四拍子になるギターソロの展開が好きです。(ウォーキングベースが特に)
七曲目、そういえば、最近の曲と違って各パートが長いなと気づく。あと、この曲調(二曲目、四曲目)への分解能と興味が大分薄いので、ちゃんと聞き続けると飽きてくる。そういった意味では、あの娘凄いなって思い始める。意識のあり方は別に最終的なプロダクトの質を担保するわけではないけれど。
八曲目、シンセの音がポリフォニックだけどリードっぽくて、やはり自分はシンセリードみたいな音色が好きなのだと再認識。泣きのギターみたいな文言があるけれど、そんな感じのギターが沁みる瞬間が0コンマ二秒くらいあった。
九曲目、他の曲と比較して、ダブみたいなエフェクトによる空間の広がりというよりも音色で空間作っている感が強い。終わらせに言っているように感じた。
十曲目、楽器構成は前の曲を引っ張りながらコーラスをいれたりと大団円感の強い感じ。そして心音のようなキックをもとに何かの台詞で終わる。

この段階で言えることとしては、「狂気」というタイトルがぴんとこないと思った。ブルース的な文法に則ってやっているように見えるし。ただ、これは自分が後世の音楽史的位置付けの身体的感覚がないという視点から観ているので、例えばここで行われている表現がコモディティ化していたりすることに由来したり、そもそも自分のブルースへの理解の浅さで雑に括っていることに由来したりするかもしれないので、あまり生産的な知見ではないかも。

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