さくらさくらさくら…
世の中に桜を詠んだ和歌や俳句って沢山あるが、かの『伊勢物語』で有名な在原業平の
よりも返歌の
の方がより好きだな。あ、4年前も同じ事書いてた…
桜開花宣言後にお散歩コースの緑道に行ってみた。空はどんより雨のち曇りの予報。
そんな鈍色の空の下、ほぼ満開の桜が。
丸くはないが、集合体恐怖症なのでちょっと怖い…
丸くて小さな物の塊りや水玉模様が苦手だ。
けれど桜はぱあっと咲いて短い期間ではらはら散るのが胸を打つ。
ピンクや白も良いが薄らとピンクがかった白が好きかな?緑道は桜を愛でたり写真を撮ったり愛犬とお散歩中の人が沢山いた。
皆ついつい上を見上げてしまうよね?
毎春、九段下の神社、近所のお散歩コースの緑道、そして井の頭公園の3ヶ所桜を見に行く。
井の頭公園はお弁当や小さめサイズの赤ワインを持ってわんこも一緒に。
桜には良い思い出ばかりで素敵なイメージ…
さくら、サクラ、桜、Cherry blossoms
1語ならOK.けれど…
サクラ、サクラ…
とカタカナで繰り返すと、とたんに胸がぎゅうんとなる。
ペリュリュー島守備隊からの最後の電文を思い出して…
幕末から先の大戦までの約100年間に興味のある歴女。ペリュリュー島守備隊の本や資料を読んだり古い映像を見たりして学んだ。
ああ、そう言えば名越二荒之助先生の最後の著書にもこの"サクラ、サクラ…"の電文は"世界で最も短い詩"であり"高貴な日本精神の発露"と書かれている。
その事を知って以来、桜を見る時、ただただ綺麗だとか、春だなぁ、以外にも何とも切ない思いも抱く…
きっと何を見ても人それぞれの感想や思いがあるので、それでいいんだ…
先日、九段下の神社で購入した桜のお香をバックやポーチに入れて愛用する。
桜はあまり匂いがないが、仄かな香りに癒される…
4月も良くない時も良い時も更に更に積んどく
*皆さま、どうかご安全にお過ごしください