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徳について

わりと小さい頃から、いや、若い頃からかな?徳については、考えさせられてきました。

子育てをする前に、西郷南洲の「児孫に美田を遺さず」という言葉を知り、なんとか徳を遺したい、などと考えていました。

新任で勤めた学校は、まさに徳がある、徳がない、という言葉が飛び交っている職場でした。

たしかに同じことをしても、なんだか周りに協力してもらって、なんだかうまく行ってしまう人と、どうしても人が動いてくれない人もいるようです。

徳、だなんて、そんな大それたことではないのですが、高校受験も大学受験も、そして、なかなかなりにくかった時代に、運良く教員になれたのも、どうも実力というより、なんか違う、タイミングのようなものだった気がするのです。

努力をするのは当たり前。

でも、そこには、いろいろな人が絡み、いろんな出会いがあり、そして、なんだか不思議な偶然が重なったりします。

およそまだまだ哲学的ではないのですが、なんらかのメリットと交換するのではなくて、お返しされるものを期待して、などというのではなくて、なんだか、その人といたい、とか、なんだか楽しくなる、だとか、そんなしあわせな気分にできる人間になりたいものです。

毎日、受験指導で、だんだん鬼👹の形相になってきたこの頃ですが、先日、私にとっての徳とはなんですか?と質問されて、えらくふんわりと答えてしまったのですが、この時期はちょっぴりもう少し具体的に、できれば、危ない試験であっても合格できる、あるいは、ギリギリの勝負で勝てる力を培ってほしい、などと考えて、指導しております。

なんのことはない。合格する力❗️だなんて、それが本音だったよなあ!なんて、今頃気付いています。(笑)

これから後は、もう少し学問的に哲学的に考えましょうね!と自分に言い聞かせています。

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