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実は意地悪な私・・・。

 昨日は、私はある仕事関係の方と打ち合わせをしていました。その方と、もう一人、今は東京にいる人と、あるハンバーグのお店に行きたい、と話していてたことがあって、でも、まあね、なんであなたが来るわけ?的に、女同士で行きたかったりする私・・・。それがね、意地悪したくなるんですよね、なぜか。

 で、昨日は、二人で、そこでテイクアウトしよう!と言い出して、調べたら、なんてことなくお休みで、ざーんねん!ということになったわけです。

 で、私ったら、その彼女に、二人で食べたいよねー。ちょっと〇さんに意地悪したい、と言ってしまいました。

 いえ、女性に意地悪は絶対しません。私が意地悪したくなる相手は、なぜか男性。別に気があるとかではなく、ときどき意地悪したくなる相手が登場します。嫌いか?というと、それも関係ないような・・・。ときに張り合ってるから、という説もありつつ、どうもそうでもないような。まあ、強いて言えば、そのことをちょっぴり気にしてくれる様子が、面白い、というのもあるかもしれません。

 その代表格が、小さいときの息子でした。彼に意地悪すると、すごく気にしてくれて、かわいそうなんだけど、その、気にしている繊細な感じが可愛くて、いじらしくて、時々やってみたくなってしまいました。すこぶる真面目に受け止めて、それから、一生懸命、なんでだろう?と真剣に考えだすところが面白くて・・・。実は、件の男性も、息子と同じおとめ座A型。私と相性ばっちりな、ロマンティックな方です。

 かつて仕事を始めた私と、老年大学に行き始めた実家の母と、中学生の娘で、おそろいのペンケースを買って使っていました。母には送りました。その頃よく行っていた、本屋さんにちょっとしゃれた雑貨屋さんのあるお店に、便利なこともあり、よく行っていて、そこで見つけたペンケースは、その後大好きになるブランドのロゴが付いているから気に入ったのですが、朱色がかった赤いペンケースでした。まさか、そんなものを息子が気にしているとも思わず、第一赤いペンケースを欲しがるとも思っていませんでしたから。息子の性格に気付きだしたのは、その頃でした。その本屋さんに行ったときに、「これ買ってー!」と手を差し上げたその手に握られていたペンケース。紺色の、同じロゴの付いたペンケース。きっと、おばあちゃんとお姉ちゃんとママがおそろいの中で、仲間外れにされたような、いや、それよりむしろ仲間に入りたかったのかな?彼は、同じペンケースが欲しかったのだと思います。

 私は、そんな彼の気持ちが可愛くてたまりませんでした。時折、ぷるぷると心が震えるように、感受性の強い彼。娘も十分に感受性が強く、芸術家肌なのですが、むしろ息子は、ロマンチスト、という方が合っています。そんな彼の心が時折ぷるぷる震えるのが、私にとっては可愛くてたまらなくて、で、時折その様子が見たくなってしまうのです。可愛いからちょっと意地悪したくなるのです。悪い母。

 それに似て、時折、誰かに意地悪したくなります。好き嫌いでもない。まあ、ときに張り合ってる人、というのはあるけれど、まあ、タイプ的に共通しているのは、繊細さかな?自分の心が割と細かく動く自分を見せられたように、ちょっと自分の弱いところを見せつけられたみたいに、復讐したくなるのかもしれません。あるいは、自分との共通点をちょっと触ってみたくなるのかな?

 そうそう、二人で食べたのよねー!?と言って、ちょっとやきもち妬いてくれたら嬉しいかな?ずいぶん年下の素敵なパパさん相手に何言っているのでしょう?でも、やってみたくなってる自分がいて、そうして、何の罪悪感もない自分は、悪い奴だと思います。でも、嫌いじゃないから別に考えなくても済みます。嫌いな人にしてしまったら、きっと後でずいぶん悩むだろうなあ。愛情あっての意地悪は、別におもしろいだけ。

 そんなことしないって。一緒に食べたとしても、きっと言わないって。大丈夫、そのうちに誘うって。とか言いながら、絶対彼女と二人で食べたい、マスタードソースのハンバーグ💛

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