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目に見えない世界を感じるには

私は、小さい頃から霊能力があるとか、見えないものが見えたりする、といった能力はほぼゼロで今まで生きてきた。

育児に行き詰まり、マインドやら、魂やら学んでいくうちに、見えない世界が気になり、一時期は私も霊能力が欲しい!なんて思ったりした。

霊能力というのは、本来誰でも持っているものだそうだ。ただ、"忘れてる" だけらしい。

私たちは、霊能力がある人のことを、すごい人だとか、上に見てしまう傾向がある。そして、その人の言うことを信じて従ってしまいがちである。

私も霊能力が欲しいと思っていた時は、霊能力があれば、悩み相談も的確な答えができそうだし、みんなからすごいって言ってもらえそうだし、その能力でお金もたくさん稼げそうだし、と思っていた。

色々学んできて今自分が思うことは、いくら霊能力があっても、その人が語るのは、その人の主観での見えない世界を見て語っているということ、(だから、霊能者によって言うことは違う)人の悩み相談などは、霊能力そのものよりも、本人の人間力にかかってるということ、の方が強いのではないかと思うようになってきた。

霊能力があっても、不幸せで悩んでる人はたくさんいたりする。

瞑想する人は多くなってきたと思うが、瞑想の目的を見えない世界が見えるようになりたいからする、という人も結構いるのではないだろうか?何かしら期待して瞑想する。

期待しても何も起こらずがっかり、なんて人も多いのではないかな?と思ったりする。

私はお風呂で瞑想っぽいことをするのが好きなのだが、この前、見えない世界にピントがあった。

一言で感想を言うなら、見えない世界は、

「ただある、以上」

である。これ以上でも以下でもない。見えない世界はただあるのだ。しかも、遠い宇宙の彼方ではなく、とっても身近に。自分のすぐそばに。

ただ、ある。

当たり前にそこかしこに存在していて、私たちを取り巻いている。そこにフォーカスを向けるかどうかだけで、"感じる" か"感じない"か、だけのことである。

ただあるだけなら、自分の人生に何も影響ないじゃないか、と思うかもしれない。

まあ、そうなのかもしれない。

でも見える世界だけが全てだ、と思って生きるのと、見えない世界もあると分かって生きるのとでは、生き方の深みが変わってくるのではないだろうか。

低い所から、高いところは見えないけど、高い所からは、低いところも含めて全て見通せる。(高いのが良い、低いのが悪いという意味ではない)

それに、自分の周りにみっちり、もっちり濃密に取り巻いているその "見えない世界"  を感じると、なんだかホンワカしたというか、ホッとするというか、なんとも言えないいい気持ちなのだ。

だから、期待せず、目的なく見えない世界にチャンネルを合わせるのが、私のお風呂での日課である。



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