スピリチュアル的な自分満たしには段階がある

確か2020年に毎日noteを投稿するぞ、と決めてほんの数回で挫折した。そして2年以上が経ち、再び書き出そうと思ったので、何も決まってないけど、とりあえず行動に移す。これがだいじなのだよなぁと改めて思う。「書く内容が決まってから」とか、「明確なテーマがないと」とか、「もっとライティング力が上がってから」とか言っていたらいつまでも始められない。
自分も含め、そういう人は多いんじゃないかなぁと思う。

なにごとも自分にとって新しいことを始めるのはとても勇気がいることだし、自分のコンフォートゾーンを出ることだし、人に批判されたりバカにされたりするかもしれないし、とにかく怖いのだ。

この怖いのを乗り越えてやり始めた人だけが見える世界、手に入れられるものがある。

私自身、4年前に正社員を辞め、整体の自宅サロンを開業しようと一念発起したが、すぐに失敗した。

その後、頑張る気力も湧かず、ただ雇われで働くのも嫌だと思いながら何もせず専業主婦の座に甘んじていた。

人との接点が家族としかない。
社会に参加している感じがしない。
ロクに個人ビジネスの知識も得ずに始めてしまった。

正社員だったのに辞めなきゃ良かった。
口には出せないけど、正直にそう思った。

賢い人は、正社員を辞めずに副業として始め、自信がついて収入が正社員よりも上回ったら辞めると聞いてガーンとなってしまった。
ごもっとも、と納得してしまったからだ。
そして、自分の浅はかさを恨んだ。

2019年はちょうど八木さやちゃんなどが自分ビジネスを大々的に打ち出している時で、その情報にハマった人は勢いで正社員とか辞めてる人が多いような気がする。

その時謳われていたことは、とにかく「自分が本当にしたいことだけする」「嫌なことは絶対にしない」「自分を徹底的に満たす」それはそれで正論なのだが、自分の内面をしっかり見つめることができていない状態でそれを実行してしまうと、安易に育児放棄したり、家事を放棄して家族が迷惑したりと日常生活に支障が出る。

私はそこまで徹底的に教えに従う気にはなれなかったので、大きく道は外さなかったけど、純真で素直な人ほど大きく道を外した人もいるのではないかな?と思っている。

もちろん、自分の本当にやりたいことだけやるのは魂を生きる上でもとても大事だし、間違ってはいないと思うけど、内観が浅いうちは、「自分の本当にやりたいこと」が「本当にやりたいことでない」可能性が高いのだ。

まずは慢性的な睡眠不足を解消する必要がある人もいるかもしれない。

自分責めが日常化している人は、まずは小さなことから自分を労うことから始めなきゃならない段階かもしれない。

八木さやちゃんやハッピーちゃん、並木良和さんなど、スピリチュアルで成功している有名人は、徹底的な内観や浄化が済んでいるし、いる段階が違う。
かけてきた時間も違う。

だから、その人たちが提唱することは間違ってなかったとしても、私たちにはまだ早い、その段階まで到達していない、という認識がお互いに抜け落ちてしまって、うまくいかない現象が起きているような気がする。

話は逸れるが、並木良和さんの手放しも、自分に起きてる嫌な現象、ネガティブと呼ばれる現象は古い地球の周波数なので、自分のものではないので、軽々と手放していきましょうと言うのだが、果たして全員「あ、そうですか」と軽々と手放せるものではない気がする。

かえって自分のネガティブな感情に蓋することになり、見なかったことにしてしまい、単なる抑圧になってしまい、逆に自分の奥深くに溜まっていく。

ネガティブな感情をないものとして見ないようにすると、何が起こるかと言うと、感情全般に鈍くなり、楽しいこと、嬉しいことも感じなくなって行ってしまうのだ。

自分自身の内面に向き合い始めたばかりの人は、まず自分のネガティブな感情も含め全て見て意識の中に受け入れる必要がある。

その時に決してしてはいけないのは、自分を責めること。

責めるでもなく、肯定するでもなく、解決策や答えを見つけるでもなく、スネるのでもなく、悲観するのでもなく、ただその湧き上がってる感情を認識してただ受け入れる。

これが第一段階だと思う。

次に労うとかのステップがあるのだが、それはまた次回。

私が全て4年近く踏んできた経験からだんだん見えてきたことである。




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