見出し画像

#5 【統合失調症】保護入院となった息子

こんにちは、ひまわりです。
統合失調症の子どもの母です。

今日は統合失調症と診断されて入院した、息子の当日の様子を書こうと思います。

今までのことはこちら↓




1 入院前日

入院1週間前は、叫んだり、突然家を飛び出してしまったりと、症状のピークで、親子でぎりぎりの状態で過ごしていました。
息子自身も「入院した方がいいかな」と言うほど。

ちょうど年末年始でしたが、病院からは危険があったらいつでも連絡をしてもいいと言ってもらっていました。

もうだめだと思い、親子で話して、意を決して病院に電話しました。

次の日は診察日ということもあり、最初は「今日は連絡できない」と言われました。看護師さんに「明日の入院でもいいですか」と聞かれましたが「今にでも入院したい」と伝えると、真意が伝わったのか「今日中に連絡します」と言ってもらい、電話を切ったのでした。

2 入院できることになった

数時間して、「明日入院できることになった」と電話をもらいました。
そこから入院の持ち物を聞いて、慌てて準備しました。

息子も肝が据わったのか、その日は静かに過ごしてくれました。

3 いざ出発!

入院当日は朝から家族みんなが何となくソワソワし、でもいつもと同じように過ごすよう心がけました。

家を出る前に、愛犬と握手して家を出ました。

「また元気に戻ってくるからね」

とでも言うように。。

4 入院当日のこと

診察日でもあった入院当日。
予約時間に行き、いつもと違う診察室へ、親子で入室。

診察室にはいつもと違って、主治医の先生と、もう一人の先生に研修医さんの姿。

まず息子の話を聞く先生。
言葉が少なかったので、最近の様子を母である私に聞かれました。

「辛い状況だから、入院して治しましょう」

と先生が促すと、カーテンがさっと開いて、裏に沢山のスタッフが待機していました。さっと風のように、病室に行ってしまいました。

5 初めて病名を告げられる

息子が去ってすぐ、先生より不登校が始まった中学生の頃からの様子から始まり、様子が変わったことを話され、

「今の時点の診断は統合失調症です」

と、告知されました。

また今回保護入院だと、告げられました。


保護保護入院とは 厚生労働省のサイトより

医療保護入院は、入院を必要とする精神障害者で、自傷他害 のおそれはないが、任意入院を行う状態にない者を対象として、本人の同意がなくても、精神保健指定医の診察及び保護者の同意があれば入院させることができる入院制度である。



6 息子を見送って

沢山のスタッフに囲まれて息子が去る姿は、まるでドラマのようでした。辛い状況だけど、新しい一歩を踏み出したようにも感じられました。

入院前の日々があまりにも大変だったので、入院できた安堵感と寂しさで、胸が一杯になりました。

夕食時、いつもは泣くことがない夫が泣き、私もつられて泣きました。
この日のことは一生忘れないと思います。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

ひまわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?