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CHAGE&ASKA シングル『SAY YES』発売30周年記念日!

1991年7月24日発売
CHAGE&ASKAシングル『SAY YES』
発売から今日で「30周年」になります。

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『SAY YES』が、
フジテレビドラマ『101回目のプロポーズ』の
主題歌になるまでの経緯が、
チャゲアスの本の中で、
デビュー当時からマネージャーを務める、
渡辺さんが次のように話しています。

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“TUG OF C&A
OFFICIAL MAGAZIN MOOK Ⅱ”より

〈Mr.WATANABEの回想〉
ドラマ「101回目のプロポーズ」のテーマソングを
依頼されたきっかけは、
実は『SEE YA』ツアーなんです。
プロデューサーの大多亮さんが、
当時トレンディドライを制作中、
ちょっとしたミスをしてしまったんです。
ドラマの中で吉田栄作が
電話をかけるシートがあって、
その電話番号札が視聴者にわかってしまった。
もちろんドラマ用の
でたらめな番号だってんだけど、
たまたまその番号の人が実在して。
その人の家にいたずら電話が
なりっぱなしの状態になってしまった。
大多さんは菓子折りを持って
謝りに行ったんだけど、
アイテムはカンカンに怒って、
許してくれそうもない。
そのとき、
相手の口から出たのが、
チャゲアスだった。
今、
チャゲアスはツアーをやっているんだけど、
全然チケットが取れない。
チケットを取ってくれるならこの件は
水に流しましょうと。
さっそく関係者に頼んでチケットを
取ろうとしたらしいんだけど、
どうやっても本当にチケットが取れない。
大多さんはそこで
チャゲアスを意識したらしいんだ。
で、まわりをリサーチしてみると、
チャゲアスの歌が好きって言う人ばかり。
それで、
今度のドラマの主題歌は
チャゲアスしかないって思ったと。

この話、少し後になって聞いたんだけど、
なんか運命的なものを
感じずにはいられなかったな。
~~~~~​

同じチャゲアス本の中に、
こんなことも書いてある。

~~~~~
今だから言えるCHAGE&ASKA事件

『TREE』(アルバム)の
レコーディング終了後、
撮影のために行ったオーストラリア。
この時のエピソードは
『TUG of C&A VIDEO VOL.1』
及び『TUG of C&A MOOK』を見ていただければ
一目瞭然。
とにかくあのブロークンヒルでの撮影時に
起こった出来事は、
この年の事件として大きく取り上げることができる。

でも、いちばんの事件は、
『SAY YES』のヒットで
一躍有名になってしまったことだ。
それまでも忙しかった彼らだが、
テレビ、取材と毎日が発見のように仕事が入り、
休みのない生活を続く。
ファンクラブの人数は膨れ上がり、
スタッフは対応におおあらわ。
渡辺氏、中野氏は都内を駆けずりまわり、
まったくつかまらない。
チャゲアス本人とともに、
かかわるすべてのスタッフの体重が
激減した年だったといえる。
~~~~~

上の話に出てくる
『TUG of C&A VIDEO VOL.1』は、
今年2021年6月30日に、
CHAGE and ASKAOfficial Siteの
SHOPにてDVDとして再発売された。
この映像は、当時ビデオで発売。
ファンクラブ会員限定の作品。
そのため、
こんな注意書きが添えられている。

「中途半端なチャゲアスファンは
決して見ないで下さい。」

この言葉が添えられる映像とは?と、
気になる方は、ぜひこちらで購入してください。
(※このDVDはネット販売のみです。)
https://shop.fannect.jp/chageandaskaproducts/sp/shop.asp?cd=1

CHAGE&ASKAの
『SAY YES』発売頃のスケジュールは、 

1991年
3月6日
ASKAシングル『はじまりはいつも雨』発売
6月5日
ASKAアルバム『SCENE』発売
7月1日~9月16日
フジテレビドラマ『101回目のプロポーズ』
7月24日
CHAGE&ASKAシングル『SAY YES』発売
8月1日~
CHAGE&ASKA オーストラリアへMV撮影
この撮影中のブロークン・ヒルにて、
『SAY YES』が
売上ランキング1位となったことを知る。
(※『Chageの音道』にてChageさんが話していた。)
9月28日~
CHAGE&ASKAコンサートツアー『SAY YES』
10月10日
CHAGE&ASKAアルバム『TREE』
11月21日
CHAGE&ASKAシングル『僕はこの瞳で嘘をつく』

1992年5月発売『月刊カドカワ 6月号』
ここに、アルバム『TREE』に収録されている
『SAY YES』についてチャゲアスが話している。

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ASKA:
「SAY YES」のはずみもあって、
このアルバムはきっとたくさんの人達が
聴いてくれるだろうし、
いろんな人が耳を傾けてくれることになるだろうし、
恐らく自分達の代表作と呼ばれる
アルバムになるんだろうって思いもあったから、
もうひと押し、もうひと押しって粘ってたら、
発売日延期になったという。

CHAGE:
俺さあ、「SAY YES」って
チャゲアスの中で飛び抜けた名曲だとは
思わないんだよな。
ここ数年の流れの中にある一曲。

ASKA:
そう思う。
もっといい曲は一杯あるよって言えるね。
~~~~~

次は、
1993年春、
LIVE UFOというフジサンケイグループの
イベントの1つに、
チャゲアスのコンサート
『夢の番人~GUYS』が開催された。
そのイベント用の雑誌があり、
この中で、
ドラマ『101回目のプロポーズ』に出演した
田中律子さんと武田鉄矢さんのコメントが
載っている。

~~~~~
“Caz別冊
4・25~5・5超ビッグイベント
「ライブUFO'93」オフィシャルマガジン”より

〈田中律子さんのコメント〉
~聴けば聴くほど感動
C&Aの歌声は本物ね~

「『SAY YES』を初めて聴いたのは、
ドラマのタイトルバックの撮影の時。
海辺で江口洋介クンと2人、
バイクにもたれかかっているシーンだったんですけど、
その時は江口クンと
“ん?どういう曲なんだろう”
って言ってたんですよ」

この時は、
きれいな曲だなという印象だけだったという。
ところが、最終回。
タイトルバックと同じ、
江口さんとふたりの海辺でのシーン。
その時はふたりで
「本当にいい歌だよね」
と感じ入ってしまったという。

「収録やオンエアが始まって曲を聴いているうちに、
どんどん心に響くようになってきたんです。
ほら、必ずいいシーンでこの曲がかかるでしょう。
そうすると、演技も引き立ってくる。
いい演技になると今度は曲のほうもますます
感動的になってくるんですよね」

C&Aの歌声をじかに聴いた時、
彼女の感動はピークに達する。

「番組の打ち上げの時に、
ふたりが目の前で歌ってくれたんですよ。
もう、ビックリ。
この人たちの歌唱力ってすごいんだなって」

彼女にとって、「SAY YES」は
大切な宝物のひとつのようだ。


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〈武田鉄矢さんのコメント〉
~「SAY YES」はC&Aの
「あの声」でなければ成功しなかった~

「初めて彼らに会ったのは
『101回目のプロポーズ』の打ち上げの時。
ふたりが博多の出身だということは知っていましたが、
後輩とは呼べないくらい年が離れていて・・・・・」

そんな時代的なこともあって、
武田さんはC&Aの音楽を聴きこんだことは
正直いってないんです、と言う。
が、彼らがいかに優れたクリエイターであるかは、
カラオケでふたりの曲を歌いいる人の顔を
見ればよくわかるのだそうだ。
彼らのコーラスの力、かみ砕かれた詞は、
耳だけで消化するのではなく、
お中にたまって試みでも豊かに膨らませてくれる歌、
と感じるそうだ。

「特に『SAY YES』は非常に力のある曲だと思います。
40歳のオッサンと30過ぎの女性が恋する物語を、
彼らの歌声が陶器でいう釉薬となって、
鮮やかに見せてくれたんじゃないかな。
彼らにしかできなかった、
彼らの歌でなければ成功しなかった
主題歌でしょうね」

「主題歌とは、歌う人のボイストーンだ」
と武田さんは言う。
つまり、強いドラマを作りたかったら
流れてくる主題歌の、
声自体に強いドラマ性がないと難しい。
詞のドラマ。
それを歌うシンガーの、
声そのものが持つドラマ。
そして画面の中のドラマ。
この3つがバランスよくかみあった時、
見る人の感動を呼ぶというわけだ。

「映画『ロッキー』は代表的な例。
たわいないトランペット・マーチなをだけど、
ハーレムの朝の風景と一緒になると
観る人の血をわかせ、途中から灰ってくる
女性ボーカリストの、
叩きつけるような歌声が、
ミジメったらしいスタローンと相まって
ドラマにワーッと広がりを持たせるでしょう」

武田さんは『101回目』では、
ダダダーンというあの力強いイントロを
頭の中で流しながら表情を作っていたそうだ。
画面では彼らの歌声が流れてくると思うと、
演技の励みにもなって、
後半は主題歌にあと押しされながら
芝居をしていた、とも。

「歌っていうのは、紙飛行機に文字を書いて
世間に投げるようなものなんです。
受け取った人がどう読んでくれるか。
そのことを想像しながら投げるのね。
で、人がその歌を耳にした時に
カタンと音がするような、
そんな感動を持ってもらえばなあ、
と夢見てやってるんです。
『SAY YES』はまさにそんな1曲だったと思います。
僕は最近、
歌のほうは連戦連敗でツライんですが(笑)、
『101回目』では鳴りやまぬ喝采をいただいて・・・。
42歳の時の作品でしたが、本土感謝しています。」
~~~~~

記録を集めると、
こんなに長くなりました。
この『SAY YES』でCHAGE&ASKAに出逢った人は、
とても多くいるはず。

だから、
今日は発売30周年記念日ですが、
リスナーにとって、
またはファンにとって、
今日が「リスナー歴30周年」
または「ファン歴30周年」
といえ人もいることでしょう。

CHAGE&ASKAにも、
ドラマ『101回目のプロポーズ』にも、
そして、
リスナー、ファンの方々に、
「30周年おめでとう!」
そう言ってみたくなります。

今日でも、いつでも
CHAGE&ASKA『SAY YES』を聴いてみてください。

  YouTube
【CHAGEandASKA Official Channel】
★『SAY YES』Music Video★
https://m.youtube.com/watch?v=Q9qAyt0G-jM
☆『SAY YES』ライブ映像☆
https://m.youtube.com/watch?v=fbzikl8_NOs

(ニックネーム)
ねね&杏寿より
(旧ひまわり&洋ちゃん)
(Instagram)
https://www.instagram.com/himawariyangchiyan/

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ASKA Official Site
【Fellows】
https://www.fellows.tokyo/

CHAGEandASKA Official Wed Site
https://www.chage-aska.net/

Chage Official Wedsite
https://chage.jp/



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