嫁ダンのこと ~天然モノのいい人なんて、存在しませんから!
今の嫁ダンとのエピソードを聞いて
「そういう、"いい人" と出会いがないんだよ!どこに生息してるの?!」と、思われるかもしれない。(実際、リアルでよく言われる)
けどね。姫ヨメの意見としては、
「"いい人" なんて、天然物は存在してないか、天然記念物レベル。
または母親・妻・彼女とかに育てられた養殖です。」
だから、キラリと光るものをみつけたら、青田買いして育てるしかないと思うよ。というのが、このマガジンを通してお伝えしたい趣旨だったりします。
なので、あえて。
たぶん、多くの人にウケの悪いであろう、嫁ダンの一面を書いてみようと思います。
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嫁ダン。ザ・ペテン。
嫁ダンは、出す情報を意図的に絞って、相手に勘違いさせる常習犯です。
心理学やってるし、コンサル技術があるから、かなりハイレベルです・・。
例えば。
姫ヨメは嫁ダンを非モテ、または女性に縁遠い男性と思ってました。
付き合ってすぐから結婚をほのめかしたりと結婚願望が強そうと感じるけど、35歳独身という事実があるし。
仕事や友達の話も、登場人物はほぼ全て男性だったし。
自らを絶食男子だとも、よく話してたし。
その上、
「大学時代からの彼女がさ。社会人になって仕事が忙しくてあまり連絡取れてなかったら、二股かけてて、最後には同棲までしてて、結婚するからってフラれたんだよ」
「女の人って思ってること正直に言わないから本当に困る。そんなに俺、察し良くないよ」
「姫ヨメちゃまは、すぐ顔に出てすっごくわかりやすいから、そこが好きな点だよ!」
「これからも、思ってることは隠さず言って欲しいんだ。ホントにこれだけは、お願いします‥」
なんてことを、付き合い初期に言われていました。
だから、トラウマ話をわざわざ根掘り葉掘りは聞かないけど、
「社会人初期の失恋のトラウマを10年近く引きずっているのね」
という解釈で全ての辻褄は合うし、そう認識していました。
‥ところが。
話に聞いた二股の元カノは、最後の彼女どころか、その後に付き合っただけで最低3人。
私と付き合い始め=同棲してからパタリと行かなくなった、過去のいきつけのバーにも、言い寄ってくる女性がいたとか。
それ以外にも、チョットいい仲レベルだと数知れずいたと。
入籍1年以上たって、発覚したのですよ!
これ、つい先月ですよ‥!!
しかも、この段階になっても、ちゃんとゲロらないんですよーー!
「俺って、意外とモテるんだよって言ってたじゃんー!」
→小学校でチョコ大量にもらったとか。中高で彼女が女子グループにかこまれたとかの話は聞いたことはあったけど、嫁ダンは子供のころクラスの中心人物だったみたいだし、スクールカーストの上の方にいる人に対する媚みたいな、子供のことだと思ってたよ!!
「恋愛は数重ねていくと、軽い気持ちで付き合いはじめ、さらっと別れるようになって、ダメージも思い出も残らないものになるんだよね」
→だから、小中高、例の二股彼女以外の話題は過去一度も出なかったと???
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ときどき、おや‥?と思うことはあったんです。
・道では車道側を歩く。手をつないで、姫ヨメのスピードで歩く。
・カフェやレストランでは、まず奥の席に姫ヨメを通して座らせる。
・エスカレーターでは上りも下りも、常に嫁ダンが下になるようにする。
など、やけに女性慣れしたエスコートをするのが、最たるもの。
不思議に思って聞いたら、
「映画好きで。特に海外のをよく見てたから、彼らのエスコートが頭に残ってるんだよね~~」
なんて言われ、ふぅん‥?で済ませてきました。
その他にも
・勉強好きというのに、一流大学卒でない
・仕事魔というのに、貯金ない
・自己肯定が強く、同じ成功話・自慢話を何度もリピートする
・幼稚園からの旧友に「こいつはメンタル弱すぎだから」と言われてる
などなど、矛盾してるし全部は話してないよね? と思うこと、いっぱいありました。
社会人以後の多数の恋愛の話だって、じゃあ1つ1つは長くは付き合えなかったんだよね‥?って突っ込みどころがあるし。
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でもね、「おや?」には、あえて突っ込んでは来なかったんです。
私にとって大事なのは。
私がストレスフリーなマイペースを貫いても、いやな顔一つせず、むしろ嬉々として付き合ってくれること。
まるでお姫様を扱うように、大事にして、気づかいをしてくれ、居心地の良い場を提供してくれていること。
それが私にとって、幸せだと感じるポイントであり、「キラリ」と光った嫁ダンの原石の魅力。
それが嘘ではないか?恋愛初期だから無理してるだけじゃなくて、継続可能かについては、よくよく観察しました。
結婚にあたって、貯金については現実問題あるから、今後のお財布だけはキッチリ握ったものの。
今、ちゃんと給料の貰える会社に勤めてくれれば、家はあるし、私も働いてるしお金の切り盛りはどうとでもなるかと、葛藤はあったものの割り切ることに決めました。
それにね。
これらの「ペテン話」って、誰かに認められることを渇望している、褒められたい、承認されたいと叫んでるって、付き合う前から気付いたんですよ。
だから、耳だこの自慢話だって過去話だって、「もう何回も聞いたよ~」とはいいながらも、別に目くじら立てず半分笑い話の様に聞いていました。
料理作ってくれたり、気を使って何かしてくれたり、嬉しいことをしてくれるたびに、沢山お礼を言って、気遣いの出来る彼氏で嬉しいと伝えてきました。
そうするうちに、壊れたテープの様に何度も繰り返される、成功体験や苦しかったことの話はしなくなり‥
私といるときは、むしろ情けないぐらいのベタ甘ちゃんな態度へ。
そして、嫁ダンは過去5年間飲み続けていた睡眠導入剤を辞めても、寝れるようになりました、とさ。
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「(過去をごまかす)不誠実な態度」「同じ自慢話を繰り返し言う」「貯金がない」ことは、多くの人にとって受け入れられないポイントだと思います。
ただ、姫ヨメにとってはそこはスル―出来る範囲で、さらに姫ヨメにとっての「キラリ」を見つけたから、今まで見染められてこなかった青田を買ったんだよね、というお話でした。
・・・・・・・。
でも、改めて出会いのころを書きおこしたら、金欠遊び人にまんまと騙された、奥手女子という構図にも見えてきた。
とほほ‥
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