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2021年星組A日程ロミオとジュリエット観劇感想〜B日程と比較編〜

最初に言っておきます。A日程の感想といいつつB日程との比較が多くあり、B日程のいいところや好きなところを語っています。ネタバレ有。

私はB日程の信者です。

※なのでA日程の方が好きって人はここから先は読まないでください。

A日程を否定する気はまったくありませんが、ただB日程の信者なのです。宗教が違うのでA日程が好きな人と分かり合えることはありません。すみません。

2021年星組のロミオとジュリエットは配信を含めると9回目。

5月13日金曜日のソワレ、私の唯一のA日程の手持ち、イープラス貸し切り公演のロミオとジュリエットを見てきました。

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A日程は2回配信で見ただけで生観劇は初でした!

席は1階センターの通路よりの下手。

また下手だよ!!!!(大劇場含め全公演下手でした)

私はロミジュリはB日程の配役と解釈が好きすぎて、B日程が終わってしまい悲しい毎日を送っていましたが、A日程がまだある…となんとか頑張ってきました。

でも、A日程を見てもB日程が終わってしまった悲しさは全く変わりませんでした…...むしろB日程の良かったところがさらに見えてしまったっていう……

Bをもっと見たかった悲しみが深まったのです(Bのチケット2公演駄目になったの一生恨む)

やっぱりね、A と B は別物なの!!!!!

役替わりがない固定メンバーもBとは演技が違うし、Bの配役が好きです。

まず最初の天華えまさんの死(以下ぴー死)。関節の動きとか柔らかくてキレもあって良い。しかし…愛ちゃんの死が恋しくなってしまうし、天華さんのマーキューシオが見たいんだ!!!!って気持ちになってしまう。

髪の毛が愛月さんほどふぁっさあああってならない。あんまり動かない。

そして大好きなヴェローナの場面。

愛月ティボルトの存在感!!!

体格がいいのでめっちゃ強そう。瀬央ティボは「俺の強い味方 それはこのナイフ」って歌うのがね、似合ってたんです。ああ、ナイフ好きなんだなって。

愛月ティボは強そう過ぎて、まあ法律なんてマジで気にしないでしょうな!殺しとかもできちゃいそう。ナイフなしに!

いらんやろナイフ。こぶしだけでたぶん愛月ティボは勝てる!

あとベンヴォ―リオとマーキューシオが幼馴染って感じで、いいコンビ。対等な感じがするA日程の瀬央ベンと極美マキュ(以下しんマキュ)。

B日程だとさ、天華マキュ(以下ぴーマキュ)と瀬央ティボの方が仲が悪そうな感じだった。

A日程は瀬央ベンと愛ティボの方が仲が悪くない?

しんマキュは軽い感じで愛ティボに絡みに行ってる。しんマキュは全体的に軽い!そしてチャラい!瀬央ベンはかなり愛ティボに対して好戦的な感じがする。

しんマキュはモンタギューのリーダー紹介のところで投げキスは変わらずあった!B日程は東京だとぴーマキュの投げキスは消えてしまったのに!

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しんマキュはウインクしながらの投げキスしてリーダー紹介。

しんマキュの投げキス演出は東京公演でも残ったのはなぜ?

やっぱチャラい男には投げキスとウインクが似合うからか!?

いや、まあ似合うよ、顔もいいし。ぴーマキュの投げキスも残してくれてよかったんだぞ…

そういやA日程は瀬央ベンもウインクと投げキスするよね。乳母のところで。

結論。A日程のベンとマキュはチャラい。

B日程の綺城ベン(以下あかベン)は手の甲にキスするんだよ。あれ萌える。

B日程のベンマキュの兄弟っぽい感じが好きで、あかベンとぴーマキュのお兄ちゃんと弟っぽいあの関係……好きでした。

あかベンはそこまで好戦的な感じはしなくてティボに絡みに行くマキュをちょっと止めようとしてる感じもあった気がする。

凄く細かい振付の話すると、瀬央さんは「ここはヴェローナ」の時のここ、って↓を指さすとき膝を低い位置まで折り曲げて、下の方で指さすんだけど、そこ好きです。AもBも低い位置でやってました!

A日程のしんマキュは足が長い!!!背がすらっとしてて高い。顔も美形すぎる。瀬央ベンもイケメンなんだよね。絶対モテる。愛ティボも荒々しい俺様系イケメンでしょ。

イケメンの大洪水やん


B日程はイケメンだらけって感じじゃないんだよね。キャラが個性的で立ってる。

あかベンは普通のお兄ちゃんぽさがあってめっちゃ好きだし、攻めてるスタイルで個性的なぴーマキュもめっちゃ好きだし、イケメンと言うよりは美人な瀬央ティボも大好きだし(好きすぎてヤバい)。

A日程はパリスの性格がB日程より悪そうな感じ。Bのしんパリスの方がお茶目で性格よさそう。Aのあかパリスはキャラがあんまり好きじゃないかなあ。

俺はティボルトと歌うところも瀬央ティボの方が孤独感があって、まだジュリエット諦められない感じ?

Aの愛ティボの場合はもうちょっと諦めは入ってる感じある。やはり年齢も瀬央ティボより上って感じだからかな。

愛ティボにはそんなに感情移入はできない。精神的にも強そうで成熟してると感じるからかもしれない。

A日程のロミオ、ベン、マキュの三人組の方が3人で仲がいいロミオとベンの距離も幼馴染って感じで近い。Bはベンマキュの方が仲良くてロミオとも仲いいけど兄弟っぽさがあるかな。

そして場面は飛んで、僕は怖いのところの振り付けがAとBちょっと違って気になるところがある。

「いつかくる終わりが~」のところでBの愛ちゃんの死だとロミオの足を足で撫で上げた後にロミオの左腕も撫でるんだけども、ぴー死は足を撫で上げるだけなんだよね。なんでだろう。好きな振り付けのところなので気になった。

仮面舞踏会では愛ティボは色気が駄々洩れでヤバイ。胸元のキラキラしているボディパウダー?ラメ?に目が行くね!ジュリエットの事が無かったら絶対女ひっかけてそう。仮面では隠せないオーラが駄々洩れw

愛ティボはパリスの邪魔をして、さらにロミオといたジュリエットを自分の後ろにやるときに、がっつりジュリエットを掴んで後ろにやる感じ。

瀬央ティボだと軽く片手をジュリエットの方に置いて、すっと後ろにやる感じ。

そしてA日程の愛ティボはマキュ刺してもいいと思ってると思う!!

ロミオの正体がばれてロミオをかばうようにマキュがティボの前に出てくるところ、愛ティボだとクイックにナイフでの突きが2回入る

A日程の愛ティボは血気盛んですな!多少傷つけても構わない、俺とやり合う気ならな、とでも言いたげ。そして、ジュリエットに対して、俺の女に手を出すなって雰囲気を出してるって言うか。攻撃的な感じある。

それなのに、しんマキュはナイフもなく手ぶらなのにもかかわらず、手を挙げて降参のポーズを取りつつも、危機感が無い

というか挑発してる?ノリが軽いw笑ってんもんね。

だからお前は刺されて死ぬんだよ!っていう自業自得っぽさがこの辺からも感じてしまう。

B日程の瀬央ティボの場合はこれ以上こちらに来るならば斬るって感じ。

攻めるというよりは守り?ポーズだけはとってるけど本気で刺す気は無いと思う。ぴーマキュはロミオがヤバいと感じて思わず飛び出しちゃってるように見える。

ぴーマキュの場合、ティボにナイフ突き付けられちゃって、やばって思いながら手を挙げて撤退する感じに見える。ここは引いた方が良いって引き際もわかってる感じ。

その後、ティボルトが叔父にロミオがいたと報告する場面なのだが。

おい、A日程の愛ティボにはジュリエットのパパ壁ドンしないぞwwwww

Aの大劇場の配信の時はもうちょい壁ドンに近かった。無観客初日東京配信も壁ドンじゃなかったけど、このソワレでさらに壁ドンにはならなくなった。壁側にひかない愛ティボはパパより強いw

B日程の瀬央ティボの場合、壁にドンって追いやられる。パパより弱い。あたりが強く見える…...ちょっとかわいそうな所が凄く好きです。

その後、下手の階段を上るティボルト。ここは東京の配信では微妙に映ってたんだけれど、瀬央ティボの方がカップルの間を無理やり入って押し出してイライラをカップルにぶつけてる感じがあるんですよね。

A日程の愛ティボはわりとあっさりカップルの間に割り込んで階段を上るように見えました。

まあ、愛ティボ怖いから来たら避けるわ…カップルもよけそうだわ…

その後の歌も色気たっぷりに歌い上げる愛ティボ。

これは抱かれたくなりますわ。

胸元もキラキラしてるし(関係ない)。

本当の俺じゃないって歌う愛ティボは、大人たちの憎しみによる対立に対して少し呆れてる。大人の思い通りにはならないぞってう意志もありそう。捕らわれのプリンセスを助け出すのは俺だって今でも思ってそう。ジュリエットにはそんな醜い争いには巻き込みたくないっていう気持ちがありそう。ジュリエットには憎しみとかそういう感情知らないままでいてほしいとか思ってそう。私が感じたのはそんな愛ティボの気持ちです。※個人の感想です


はい、それでは、B日程の瀬央ティボには何を感じたか。

捕らわれのプリンセスはお前だろティボルトおおおおおお!!!!

ジュリエットの飼ってる赤い鳥、みんな瀬央ティボルトだと思ってると思う。

なんか自分の無力感が出ているというか。やりたくないことをやらされているティボルト。それが瀬央ティボ。キャピュレット家も継ぎたくはないんだろうねっていう。

悲痛な魂の叫び。本当は優しい子なんだよ瀬央ティボは。なのにそういう風に大人たちに仕向けられて憎んでいる。過去に戻りたいと思っているティボルト。たぶん過去の子どものころはもっとジュリエットとも無邪気に遊んでたりしてたんだろうなって、そんなことすら思い起こさせる。自分は変わってしまったけれどジュリエットは無垢なまま何も変わらない、そこがティボルトの救いになっているのだろうか。※個人の感想です

めっちゃ切ない……これ聞いただけで泣いちゃうよ……辛すぎて。

こんなつらい気持ち、だれもわかってくれる人がいないんだよ瀬央ティボには。

ぼっちティボ。つら……

抱かれたいと思う愛ティボとは反対に抱いてあげたいって思っちゃう瀬央ティボ。ジュリエット慰めてあげてよおおおおお!!!

そんな弱いところがある瀬央ティボルトが大好きです。

瀬央ティボはメンタル弱くてヤンデレ化する感じなんだよねぇ。

A日程の感想と言いつつB日程の事ばかり書いてるやんけって言われそうだけど仕方ない。いちいちBを思い出しちゃうんだもん……

まだ続く。


バルコニーのシーンでは梯子を発見するロミオが客席ににこっと笑ってあった!みたいなアピールがあったと思うのだけれど、無くなってました。ちらっと客席を見る程度。

東京のA日程初日配信でもチラ見って感じだった。もっとにこやかにアピールしてくれていいぞロミオ!

綺麗は汚いの場面はA日程の方が乳母とベン、マキュが距離感が近くて乳母にちょっかい出してる感じ。しんマキュなんて乳もんでますしな!

B日程だとベンとマキュが仲良く乳母をちょっとからかってる感じかな。

A日程のベンとマキュの方が女の扱い上手そうっていうか、遊んでる感が出ているw実際モテそうだしなぁ。

大分長くなってきてしまったのであと2幕、気になったところだけ感想書きます。

愛ティボとしんマキュの決闘の場面、マイクオフの時の愛ティボの声が結構入る。

マキュ刺した後も「やった 刺したぞ」とかなんとか言ってました。

刺した後めっちゃ嬉しそうな愛ティボ。ナイフをしまうときは思いっきり血を振り払ってました。

どんだけざっくり刺したんですか!?


瀬央ティボだとね、割と静かだし、刺した後も「刺したのが信じられない」って顔ですよね。だんだん実感わいてくる感じで。

喧嘩の時も愛ティボは動きが俊敏で回し蹴りみたいなのも格好良く決めてる。

この男、強すぎる


喧嘩慣れしすぎやろ!!!愛ティボはラスボス感ありすぎでベンとマキュ二人がかりでも勝てないやろ……。え……つよ……って見てたらざっくりマキュ刺してるし。

瀬央ティボだと優雅な動きで攻撃避けたりして、さらには顎あたりマキュに殴られてちょっと痛そうなときとか萌えました。瀬央ティボはいちいち萌えるんだわ仕草が。

もうこぶしじゃなくてナイフ使っちゃいなよ!!!って思っちゃう瀬央ティボ。

愛ティボにはナイフいらんわ。首絞めだけでも殺せますわ。膝蹴り食らったロミオ可哀そうだったもん。あんなん血を吐いちゃう。

それでね、刺されちゃったマキュに対してとか、刺しちゃったロミオに対してベンヴォ―リオね、AとBではかなり解釈が違うんですよ。

どうやって伝えようを歌うところとか、瀬央ベンは色々考えてどうやって伝えたらいいのかわからんって感じ出してはいるんだが、ロミオの気持ち考えると自分もつらい、っていう雰囲気。泣きたくなってるのを我慢しているようにも見える。

B日程のあかベンは、もうさ、本当にこのジュリエットが死んだという事実を伝えに、ただ行かなきゃ、俺がロミオに伝えなきゃっていう使命感にもにた気持ちがなんか入ってる。やりきれない想いがこもっていて、俺が悲しんでる場合じゃないというロミオを支えてやろうという感じがあるように思う。そういうとこがお兄ちゃんぽさあって好きなんだわ。

マキュが刺されて死んだときも、瀬央ベンは「何でこんなことになっちゃったんだよ 信じられない」って感じにただ嘆いていて事実を受け入れられない。あかベンは死を受け止めたうえで、マキュが死んでるのを悲しんでいて大人。

瀬央ベンは幼い感じもする。マキュの死を認められないんだなと思ったのは、死んでるって信じたくないのか、マキュのね、肩と脚に手を置いてゆらすんだよね。目を覚ませよって言うように。大公閣下にも縋るところあるし。

ロミオがティボ刺して落ち込んでいるときも、あかベンはロミオを受け止め、支えてやらなきゃっていう気概もある。

瀬央ベンはロミオと同じ目線なんだよね。同情的で、一緒に嘆く系。

瀬央ベンの方がメンタルは弱いと思う。ヘタレっぽいし。ロミオが死んだ後も思い出してはめそめそ泣きそう。なんでお前が死ななきゃならないんだ なあ ロミオ マキュみたいな感じでさめざめとお墓の前で泣きそう。

あかベンは後で嘆くというより怒りわいてきそうなんだよね。あまりの理不尽さに。失われたマキュ思い出して。天使の笑顔のロミオを思い出しては、 くそっとかいいながら壁叩きそう。泣きはしないと思う。心の中では泣いていても。自分が誤った情報伝えなければって後悔して一生過ごすんだよあかベンはきっと…

そんな妄想をしてました。あかベンが大好きです。

瀬央ベンもヘタレだけど格好良くてチャラくて好きなんですけどね、キャラの解釈の点であかベンの役作りがめっちゃ好き。

そして最後に、神父がロミオとジュリエットが死んでいるのを見つけ、「それがなぜこんなにもむごい罰を我々にあたえたもうたのか」って歌うところはぴー死の表情も見たかったので、右目でオペラ、左目で全体を見てましたw

あそこのぴー死はめっちゃ笑って楽しそう。ぴー死は表情が豊か。

そんなわけで書きたいこと何とか書きました。

ほぼ半分B日程の事ですけれども、A日程も一回、生で観ることができてよかったです。千秋楽も配信を買います。

私の感じたキャラのイメージを最後に。

瀬央ベンはへたれなチャラ男

あかベンはしっかり者のお兄ちゃん

瀬央ティボは面倒くさい繊細なヤンデレ

愛ティボは俺様系うざいティボ(たぶんどS)

ぴーマキュは甘えん坊なやんちゃ系ヤンキー

しんマキュはノリが軽いチャラ男(頭悪そう)


過去に書いたロミジュリの感想は以下の二つです。

 



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